【今週公開の新作映画】「瞳をとじて(2024)」が気になる。

【監督】
【出演】

【あらすじ】主人公 ミゲルは、映画監督として、映画「別れのまなざし」を撮影していたアガ、主演俳優 フリオが突然失踪する。22年後、その事件についてテレビ番組から出演依頼が入る。

劇場で観ておくことが良いかと思われる作品に感じます

ビクトル・エリセ監督は、1960年スペイン国立映画学校で性が制作を学び、評論等を行っています。1963年『失われた日々』で監督資格を得て、1969年「挑戦」というオムニバス映画の最終章で監督デビューをしています。1973年「ミツバチのささやき」で監督デビューをし、サン・セバスティアン国際映画祭でグランプリを受賞しています。1983年「エル・スール」、1992年「マルメロの陽光」と非常に寡作な監督であります。

マノロ・ソロは、スペインの俳優で、2003年「Astronautas」で映画デビューをしています。「Marshland」「B, the Movie」「The Fury of a Patient Man」などの映画で賞を受賞している俳優です。

物語は、主人公の映画監督が、映画を撮影中に、映画監督が失踪してしまう。22年後、その事件についてテレビ番組から取材があり、当時のことを振り返っていくが、失踪した俳優の居場所がわかっていくというストーリーです。

ビクトル・エリセ監督監督としては、「マルメロの陽光」以来、31年ぶりの新作となります。

本作では、失踪した俳優の娘役として、アナ・トレントが出演しています。彼女は、「ミツバチのささやき」での主演をしていた女優で、50年ぶりのビクトル・エリセ監督作品の出演となっています。

ビクトル・エリセ監督の過去作品「マルメロの陽光」は、当時劇場に観に行ったのですが、劇場で観ておいてよかったと思える作品でもあります。

169分の作品でもありますが、物語としてはわかりやすい印象もあり、今後も同じペースで作品発表と考えると、もう次のビクトル・エリセ監督はないのかもしれない気もします。そう思うと、劇場で観ておくことが良いかと思われる作品に感じます。

なお、「マルメロの陽光」は139分、「ミツバチのささやき」は99分、「エル・スール」が95分の作品ともなります。いずれの作品も鑑賞しているのですが、今回の169分という時間は過去作品から比べても長い作品です。

個人的に勝手に思う関連作品

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です