作品紹介
【監督】小沢維士
【出演】水森由菜/ルー大柴/ダンディ坂野/藤原組長/松尾伴内/
【個人的評価】★★☆☆☆
【あらすじ】主人公 半沢直美は、地下アイドルをしていたが、とある会社に面接をし、OLとして勤め始める。しかし、その会社は、倒産寸前であり、多額の借金を直美に肩代わりをさせるための計画があった。
サブスクで観る
とても気を楽にして観られる作品ではありますが、得るものがあるのかと言われれば、返答に困ってしまう怪作
小沢維士監督は、2012年「MR 医薬情報担当者 secondstage 処方ミス」を監督して以来、オリジナルビデオ作品を作り続けている監督です。
水森由菜は、2013年「ミャ~ッツEYE」で映画初出演をし、以降テレビや映画で活躍をしながら、アイドルとして活躍し、ライブの際は「水森由菜 with つるぴかりん」としてバックダンサーがいます。2017年「おにぎりプロレス」との共演をきっかけに我闘雲舞に入団、練習生としても活躍しています。
物語は、某銀行を舞台にしたバンカーのお話ではなく、その仕返しをする点をオマージュとしたようなOLのストーリーです。
開始10分まで「半沢直美」は出てきません。
やたらと、「大福餅」と呼ばれたiMacを業務に使用しており、2015年の時代でもなかなかな機種ではあり、このiMacの最終発売は、2004年頃だったような気がします。
半沢直美と会社幹部とのストーリーが交互に描かれるので、展開はとてもわかりやすいです。
登場するキャラクターの演技が総じてアレな感じで、観ていてハラハラしますが、あまり気にしないでください。
一番アレなのは、銀行員と社長の演技なのかと思われます。
本家「半沢直樹」の演技も、アレな感じはしますが、それとは異なるベクトルと勢いを持つ作品かと思います。
ストーリーは非常にシンプルですが、もうちょっとまとめられるだろうなぁという展開です。
「わたし、処女なんですけど」
妙にダンスとアイドルを推すようなシーンもあり、なんとなく、脚本の引き伸ばしをしているような印象も受けますが、コントとしてはアリです。
「パイ返し」とかまあコント的な要素もありますが、本作はアダルト要素はなく、普通にオリジナルビデオらしい作品です。
とても気を楽にして観られる作品ではありますが、得るものがあるのかと言われれば、返答に困ってしまう怪作です。