【監督】フロリアン・ダービト・フィッツ
【出演】フロリアン・ダーヴィト・フィッツ/マティアス・シュヴァイクホファー/ミリアム・シュタイン/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 パウルはスマホ依存症で、友人のトニーはコンプレックスの塊のような青年だった。ある日些細な言い争いから、10000この家財を倉庫に預け、1日1個ずつ取り出して100日を生活する勝負をする。
結局は、大切ななにかを見つけていくというシンプルな構成
・フロリアン・ダービト・フィッツ監督は、ドイツの映画監督で、2010年「ヴィンセントは海へ行きたい」で俳優として出演しています。2020年「100日間のシンプルライフ」では、監督・脚本・主演を演じています。
・マティアス・シュヴァイクホファーは、1999年「Dr. Stefan Frank」で映画初出演をし、2008年「ワルキューレ」などに出演しています。2002年「Freunde」で監督デビューもしており、多彩な才能のある俳優です。
・物語は、主人公とその友人が些細なことをきっかけに勝負することとなり、持ち物をすべて倉庫に預け、100日間の間、1個づつ取り出しながら、生活をするというストーリーです。
・序盤から、モノに溢れた生活をしており、そこから、些細なことでモノに依存しない生活をすることで勝負をするということを始めます。
・当事者は2人ですが、それを見守る会社の人々がおり、その状況で2人のちょっとおもしろおかしい生活風景がえがかれていきます。
・もともと、本作はフィンランドのドキュメント映画「365日のシンプルライフ」が基盤となっており、その作品からインスパイアされて制作されています。
・観ていてどうしても感じてしまうのが、「ファイトクラブ」であり、物的豊かさとは異なるところに幸せがあるのではないか?という投げかけには、手法は違えど、同じような思想を感じます。
・実際に自分に置きかえて考えることで、なにかのきっかけとなるかもしれません。
・よく飲み会等で話題となる「無人島に何をもっていく?」という架空の質問に対して、どう考えるのかということに通じる点でもあります。
・「ここに大切なものが5つある」
・結局は、大切ななにかを見つけていくというシンプルな構成ですが、実際、予告編が面白そうに見える反面、本筋自体は実は、さほどでもないところがあります。
・「モノはいらない」
・色々なものをコレクションする収集癖というのは、ある一定の層にはいると思いますが、そんなことも含め、本作の2人と自分の生活とを対比してみるのも良いかと思います。
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