【洋画】「キャッシュトラック〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/ジェフリー・ドノヴァン//ラズ・アロンソ/ラウル・カスティーロ/デオビア・オパレイ//スコット・イーストウッド/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 パトリック・ヒルは、ロサンゼルスにある警備会社 フォルティコ・セキュリティ社で、現金輸送車の運転手で採用をされる。彼は採用試験の成績はギリギリながら、とある襲撃事件に巻き込まれたときに、驚くほどの戦闘力で、無傷で6人もの相手を倒してしまう。

キャッシュトラック (字幕/吹替)

ガイ・リッチー監督作品として、テンポもメリハリもきっちりと押さえてきた作品

・ガイ・リッチー監督は、『明日に向って撃て!』に影響を受けて映画監督を目指し、1998年『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で長編初監督をし、ヒット作となっています。その後、2000年「スナッチ」でもヒットをしています。2000年にと結婚をし、2002年『スウェプト・アウェイ』で夫婦で映画を制作しています。マドンナとは、2008年に離婚をしています。その後、2009年『シャーロック・ホームズ』もヒット作となり、個性的な脚本の作品で評判のある監督です。

・ジェイソン・ステイサムは、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』がデビュー作で、芸歴も長い俳優です。デビュー作から、スキンヘッド風ということもあり、キャラクターイメージはずーーっと一緒な印象ですが、「トランスポーター」等アクション的な活躍が多く、「世界的に有名なカッコイイ坊主」だと思います。

・本作は、2004年のフランス映画『ブルー・レクイエム』を原作としているようです。

・物語は、とある現金輸送車のドライバー兼警備員として仕事を始めた主人公が、その警備会社の中でも異常な能力を発揮し、そのことで、過去の経緯やその目的が浮かび上がってくるストーリーです。

・序盤から、とある現金輸送車が襲撃されるシーンが描かれます。

・この襲撃シーンは実は本作にとても重要な要素があり、このシーンの細部はよく観ておくほうが良いです。

・主人公を演じるジェイソン・ステイサムは、特に風貌としてはいつもながらのジェイソン・ステイサムで、特に違和感なく観られます。

・ただし、結局、やっていることが毎回アクション的な要素があるので、なんとなく既視感も感じてしまうところがありますが、本作では、警備員という特殊な立ち位置で、いることを念頭において観れば良いです。

・中盤より、主人公「H」の素性が見え隠れし始めてきます。

・うまいところは、同じシーンを何度か描いているのに、違った側面から描かれていることで、それぞれの当事者のみえ方が変わってくるところです。

・これは「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」でも使われた手法でもあり、この描き方はさすがガイ・リッチーという点で、とてもこなれています。

・そのため、その説明の仕方が上手いところもあり、物語を見失ってしまう点は非常に少ないです。

がとあるキャラクターで出演していますが、一瞬わかりにくいところがあります。やはり年齢とともに、眼力が衰えてしまった感がありますが、それでも、イケメンです。

・さらに言ってしまうと、アンディ・ガルシア自身は主役よりも、脇役として構えている方が、魅力が引き立つのかなぁと思います。個人的には、やアンディ・ガルシアは、そういう立ち位置が非常に魅力的に感じる俳優かと思われ、そういう配役の場合、たいてい主役以上の魅力を引き出していることが多い気がします。

・本作の場合は、ジェイソン・ステイサムが半端なくカッコいい坊主という点もあり、この組み合わせでは、アンディ・ガルシアも分が悪かったような気もします。

・ガイ・リッチー監督作品として、テンポもメリハリもきっちりと押さえてきた作品でもあり、非常にこなれた感じの観やすい作品かと思います。

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