【アニメ】「空の青さを知る人よ〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【声優】
【個人的評価】

【あらすじ】埼玉県 秩父に住む高校生 相生あおいが主人公。あおいは進路を決めずに東京でバンドをやるために大好きなベースを弾いてばかりいたが、ある日、街の音楽祭で大物歌手の新渡戸団吉のバックバンドを務めることとなる。

いろいろなことにつまずいたり、希望を持って目指すことのある人には刺さってくる作品

長井龍雪監督は、小学生の頃に『機動警察パトレイバー』に感銘を受け、その後印刷会社で仕事をするも、転職をし、アニメの制作進行に携わり、作品に関わるが、演出を務めるようにもなり、2006年『ハチミツとクローバーII』で監督デビューをする。その後、オリジナルアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で評価され、「超平和バスターズ」という共同名義を結成し、多数の作品を手掛けています。

キャッチコピーは「これは、せつなくてふしぎな、二度目の初恋の物語」

主題歌は、「空の青さを知る人よ」となっています。

アニメ制作チーム「超平和バスターズ」によるオリジナル作品を原作とした『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』、『心が叫びたがってるんだ。』(通称:ここさけ)とともに三部作として位置付けられています。

吉沢亮は長編アニメーション映画の声優初挑戦となります。

物語は、埼玉県秩父を舞台に音楽通じて、主人公あおいがその進むべき進路と周囲の環境にさまざまな体験をするストーリーです。

町並みや背景は実際の場所をモチーフとしているので、かなり実際に近い背景です。背景のリアル感は最近のアニメにはよくある感じですが、確かにリアルですが、人物の絵柄のギャップもあり、アニメに求めている要素とは異なるので、このリアルっぽい背景が果たして進むべきアニメの方向性かはわかりません。

背景が作品の完成度を左右するわけわではないですが、リアルと言う点をどこに置くかで、良い方向にも悪い方向にも感じます。

リアルであるがゆえに、ファンタジーな要素との格差があり、物語はを観ている間に何度か違和感を感じるところもあります。また、トイレの床がつるつるとなっているところにも違和感を感じてしまうところもあります。

「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」

神社に閉じ込められている状況から抜け出した時の開放感は観ていて清々しいところがありますが、やはり、現実と幻想の間での世界観でもあるので、あくまでその中間に見ている立場を置くことで、この演出をすんなりと心に染み込ませられるかと思います。

要所で挿入されるあいみょんの曲も、クセのある曲だとは思いますが、作品としっかりマッチしており、盛り上げ方が印象的です。

いろいろなことにつまずいたり、希望を持って目指すことのある人には刺さってくる作品かと思います。

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#1 超平和バスターズ

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