【日本映画】「愛の渦〔2012〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/中村映里子/

【個人的評価】

【あらすじ】裏風俗店に集まった見ず知らずの10人の男女が行為を交えて各人の思惑が交錯する密室劇。

愛の渦 [DVD]

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池松壮亮, 門脇麦, 新井浩文, 滝藤賢一, 三津谷葉子, 中村映里子, 駒木根隆介, 赤澤セリ, 柄本時生
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他人の考えることが必ずしも自分の考えとは違うこと

・本編123分のなかで服を着ているシーンが18分30秒のみという内容。

・R18+指定なのですが、服を着ているシーンがほとんどない以上仕方のないことです。

・フリーター、OL、学生、無職などが集まり、深夜から明け方までの一晩を描いた作品です。

・裏風俗店ということで、集まった10人が好きに過ごすということで、当然目的がほぼ全員一致しています。

・会話をして気が合えば別室に行くということですが、そのルーチンが数回繰り返されます。

・積極的な人もいれば、その状況でも奥手な人のおり、時間が過ぎる毎に刻々と各人の特長と考えが見え隠れします。

・徐々に会話に本音が混じり、初対面の印象とその後に印象が大きく変わってきます。

・物語という性質上、徐々に全員の思惑が把握できるようになってくるところには、観ている側にわかりやすい展開となっています。

・主人公 池松壮亮 が中心に描かれているわけでもなく、集まった一人として描かれていますが、中盤からしっかりと登場人物の焦点が絞られてきます。

・好意を持ってしまったことで、退店後にエピソードがありますが、やはり他人の考えることが必ずしも自分の考えとは違うことにこの作品の主題が込められていると思います。

・類似作品にR指定のない「恋の渦」があります。

・監督は異なりますが、こちらも主題は本作と近しく、こちらの方が観やすいかもしれません。


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