【日本映画】「ラプラスの魔女〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】硫化水素を利用した無残な殺人事件が起こる。離れた場所で同じような事件が発生したが、死亡した人が知り合いということもあり、警察は大学教授に意見を仰ぐが、硫化水素ガス中毒で殺人は非常に難しいことだった。
て家族のことが書かれていた。

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もう少し工夫が欲しかったところ

・三池崇史監督は、今村昌平の私塾で映画を学ぶが、大師匠の大庭秀雄が最初の授業で書いた「脚本とは芸術である」を聞き挫折し、アルバイトに明け暮れるが、先輩から頼まれて助監督を務めるようになり、今村昌平、恩地日出夫、野田幸男、西村潔、井上梅次、舛田利雄、村川透らの現場に就いた後、1991年『突風!ミニパト隊』で監督デビューをしています。ジャンルが幅広く、短期間で多作であり、それでもなお、独特のスタイルがあったために、を始めとした海外の監督に評価され、ジャンルを問わず「仕事は来たもん順で受ける」「映像化可能であれば、まず何でもやってみる」という作家性のある監督です。

・三池崇史監督は、多作の監督であり、コメディやバイオレンスなどなど、演出手法は幅広い。

・幅広いように見えて、じつは、ものすごく映画のツボを抑えた映画を作るので、監督の癖さえ理解できれば、実は色んな意味で良作の多い監督でもあります。

・原作は、東野圭吾の小説で、推理小説ということもあり、かなり論理的な内容が多いです。

・全ては物理現象による予測で説明できるという物語。

・なかなかモヤモヤする展開です。

・その部分をきちんと説明しているのかもしれませんが、やはり、説明に説得力がないのが、CG。

・結局CGを使って表現をしてしまうと、真実であってもどこか嘘くさく見えてしまうのは仕方のないこと。

・その嘘臭さに輪をかけて、役者が若手が多く、いぶし銀な抑えどころがないところも、ちょっと残念なところ。

・チラシのビジュアルはとてもツボなのですが、やはりビジュアルだけに訴求した内容となると何かが手落ちとなってしまうところは、もう少し工夫が欲しかったところです。

・この辺りが、三池監督作品として「あるある」的なところでありますが、そこも踏まえて観る分には、引き止めはしません。

https://youtube.com/watch?v=LN1k2yAXab4

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