【日本映画】「寝ても覚めても〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公朝子は、大阪に暮らす21歳の女性。ある日、麦という男性と出会い、恋に落ちる。しかし、突然、麦は朝子の前から消える。2年後、東京に引っ越した朝子は、麦にそっくりな男性 亮平と出会う。2人の似た男性の間で揺れ動く女性の姿を描く。

寝ても覚めても

個人的には嫌いではないのですが、もう少し物語の輪郭をしっかりしても良かったのかも

・濱口竜介監督の商業映画デビュー作

・濱口竜介監督は、「ハッピーアワー」で無名の4人の女性の日常と友情を描いた作品で、世界の映画賞で注目されています。

・「ハッピーアワー」は、第68回ロカルノ国際映画祭や第37回ナント三大陸映画祭に招待されており、第89回キネマ旬報ベスト・テン[ではインディーズ映画ながら、3位い選ばれています。

・音楽は、映画音楽を初めて担当をする「tofubeats」です。

・主人公 朝子の透明感がよく、透明感が強すぎるからこそ、意外と心情が伝わってこないところはあります。

・また、麦/亮介も同じようにどこかオフビートであり、こちらも印象が薄味です。

・この薄味同士の掛け合わせがなんとも薄味で、淡々としたところは否めないのですが、感情としては「不思議」としか言いようの無いイメージがあります。

・2人の「風貌の似た男性」を翻弄する主人公でありますが、どう見てもあまり「悩んでいるように見えない」ところがこの映画の輪郭がぼやっとしているところに思います。

・この、なんとも言えないフォーカスの合わないところが楽しめるかどうかは観ている人によります。

・個人的には嫌いではないのですが、もう少し物語の輪郭をしっかりしても良かったのかもしれません。


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