【洋画】「カムバック・トゥ・ハリウッド!!〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 マックスは、B級映画のプロデューサー。ギャングのレジーから資金を調達した映画が大コケしてしまい、借金返済のために映画撮影のスタント撮影の死亡事故での保険金で賄おうと考える。

カムバック・トゥ・ハリウッド!! (字幕/吹替)

決して野心作ではないのですが、むしろ1周回って野心作だったのかも

・ジョージ・ギャロ監督は、脚本家兼監督で、1988年「ミッドナイト・ラン」ではロバート・デ・ニーロ主演で脚本をてがけています。1991年「29th Street」で監督デビューをしています。また、画家としての一面も持っています。

・ロバート・デ・ニーロは、俳優として活動をしていましたが、1974年の「ゴッドファーザー Part2」で若き日のヴィトー・コルレオーネを演じ、アカデミー助演男優賞を受賞してから、多数の話題作に出演。癖のある演技力で、観るものに何かしらの印象を残す俳優です。

・トミー・リー・ジョーンズは、1970年『ある愛の詩』で映画デビューをするも顔つきがキツイということでなかなか役に恵まれず、『JFK』『沈黙の戦艦』で徐々に注目され、1993年『逃亡者』でアカデミー助演男優賞を受賞しています。日本では、ジョージア缶コーヒーのCMでおなじみの俳優です。

・モーガン・フリーマンは、役者として子供の頃から、芝居に出演をし、1989年の「ドライビングMissデイジー」で注目を浴び、知的で温かみのある役どころがハマり役の俳優です。

・物語は、ギャングから資金を調達して映画を制作したが、借金の返済に困り、アクション俳優の撮影中の死亡事故での保険金を返済金で計画をするが、思うように事故とならなくなり・・・というストーリーです。

・ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンと全員がオスカー俳優であり、それぞれ78歳、75歳、84歳(2021年現在)という高齢者ばかりでありながらも、それぞれがとても肩の力を抜いた老練な演技力となるので、演技的な面ではなんら問題なく観られます。

・とはいえ、コメディ作品でもあり、全体的にユルい空気感で観られます。

・コメディとして大笑いするというよりかは、「これだけの名優を集めて」くだらない作品(いい意味で)となっているところです。

・映画の内幕を描く映画、というのは「あるある」なところではありますが、その点については予定調和的であり、安心感の塊と言える作品の仕上がりともなっています。

・とはいえ、多少安定感と安心感の押し付けもあるので、ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンの誰かに思い入れがないのであれば、あまりおすすめはできないところもあります。

・1986年「殺したい女」を思い出してしまうような点もありますが、骨格は似ていますが実際にはやはり別物であり、むしろ、本作は、徐々に予定が変わっていく予定調和という「ちょっと何言っているか、わからない」という表現ですが、そんな感じがあります。

・ともかく、オスカー俳優3人を贅沢に使いながらも、そこそこの落とし所で出来上がった良作となります。

・決して野心作ではないのですが、むしろ1周回って野心作だったのかもしれません。

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