【洋画】「荒野にて〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/クロエ・セビニー/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公は孤独な少年チャーリー。父親と2人で暮らしているが、家計のために、競走馬の旧車で仕事をしている。ある日、父親が愛人の夫に殺されてしまう。また、レースに勝てなくなった競走馬リーン・オン・ピートの殺処分が決まるが、ピートと藻に親戚の叔母を探す旅に出る。

荒野にて (字幕版)

重い要素もありますが、美しい風景とやさしさでまとめられている柔らかい印象のある映画

・アンドリュー・ヘイ監督は、2016年の「さざなみ」で評価されている監督で、本作には監督と脚本で関わっています。

・チャーリー・プラマーは、2012年の「Not Fade Away(原題)」で長編映画デビューをした俳優です。

・物語は、競走馬の面倒を見ている厩務員が自分探しをするようなストーリー。

・父親と2人暮らしをしていますが、厩務員として競争馬リーン・オン・ピートの世話をします。

・青年と馬の放浪物語に見えますが、旅に出るのは中盤以降です。

・序盤は、淡々と厩務員の物語が描かれ、多少退屈な要素もあります。

・セリフが少なく、演技のみのシーンが多いのですが、彼が孤独であるというところが描かれています。

・中盤、リーン・オン・ピートを盗み出し、旅にでるところから、本作の物語の中心部分が見えてきます。

・荒野をさまよう主人公と競走馬という構造は、日本ではなかなか理解し難いところではありますが、孤独で貧困なところのあるところにはアメリカ社会の構造を表しているところになります。

・ロードムービーの手法ではありますが、どこか、放浪というところには見えず、終盤の警察の尋問についても、どこか安心感のあるところではあります。

・生死を描いた物語というよりも、孤独だからこそ触れられる優しさという点を描いた物語で、救いはしっかりと用意されています。

・多少、重い要素もありますが、美しい風景とやさしさでまとめられている柔らかい印象のある映画です。

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荒野にて:野沢協評論集成

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荒野にて、TOKYO

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