作品紹介
【監督】堤幸彦
【出演】唐沢寿明/芦田愛菜/三浦透子/鈴木伸之/トリンドル玲奈/奥野壮/宇野祥平/野間口徹/玉山鉄二/浅野ゆう子/
【個人的評価】★★☆☆☆
【あらすじ】主人公 樺山桃太郎は、人気司会者として生放送推理クイズ番組「ミステリー・アリーナ」の司会をしている。とある難問で、正解者が現れないため、賞金が100億円までキャリーオーバーされていた。
推理や考察で物語を考えるのは、悪くないのですが
堤幸彦監督は、TVドラマと劇場映画の両方を独特な世界観で制作することで知られており、軽快な演出とこだわりの映像でファンも多いと思われる監督です。
唐沢寿明は、16歳で東映アクションクラブに所属し、その後、役者志望として様々な仕事をしています。1988年『純ちゃんの応援歌』でNHK朝の連続テレビ小説に出演し、1992年『愛という名のもとに』でトレンディ俳優として注目されます。非常に多くのテレビドラマに出演し、 映画や舞台でも活躍している俳優です。
芦田愛菜は、母親に進められ、3歳より芸能界デビューをしています。2011年「マルモのおきて」で人気となり、以降様々なメディアに登場しながらも、難関校でもある慶應義塾中等部に入学しています。
三浦透子は、2002年に2代目なっちゃんとしてサントリー「なっちゃん」のCMに出演し、その後、ドラマ『天才柳沢教授の生活』でテレビドラマデビューをしています。2012年「悪の教典 」で映画デビューをし、その後、様々な作品で活躍しています。
物語は、人気生放送の推理クイズ番組「ミステリー・アリーナ」で誰も答えられない難問で、賞金が100億円までにキャリーオーバーしており、その難問に、6名の回答者が挑んでいくストーリーです。
序盤から、とある事件の出来事が描かれ、その内容は「ミステリー・アリーナ」という番組の出題内容で、とある事件のミステリーを解明するのが、この番組の内容です。
司会者の樺山桃太郎は唐沢寿明が演じていますが、テレビ番組のノリと言うこともあり、なかなかついていけないところもあります。
また、テレビ番組のミステリーを解明するということで、謎解き要素がありますが、それが主となるところではなく、状況を楽しむ内容かと思います。
結局、ミスリードを起こして、意外性を提示し、さらにそこからミスリードを起こしていくという「ご都合主義的」な展開でもあるので、序盤の時点でうんざりするところはあります。
また、推理という名の憶測で物語が展開するので、このミステリー自体が非現実的な事件に変貌していくので、伏線やトリックもあまり関心できるところではありません。
物語が経過していくごとにその場での言い訳を用意しているような印象もあり、最近よく作られている「謎解き作品」と錯覚します。
非常に高い人気でもあるテレビドラマ「VIVANT」でも、毎回興味を引きつけるためにミスリードを繰り返して観ている側の意外性を煽る手法が使われていますが、作品的にはあまり褒められたところがないかなぁと思うところです。
推理や考察で物語を考えるのは、悪くないのですが、当然、その考察を超えるような展開が望まれてしまうので、自然と現実感のないストーリーとなってしまうので、作品としてはネタバレがわかってしまった以上は、もう二度と見たくなくなるところにもなります。
一時的に楽しめればそれで良いというところもありますが、伏線や考察で煽る作品という点では、個人的には、もう少しシナリオを練り込んで貰えればよいのかもしれません。
意外性も大事に思いますが、作品的には謎に固執しない方向性でしっかりと内容のある作品にしてもらえると良かったのかもしれません。
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