【今週公開の新作映画】『左利きの少女』2026年8月14日公開情報と私感

作品紹介

【監督】ツォウ・シーチン
【脚本】ツォウ・シーチン/ショーン・ベイカー
【出演】ニーナ・イエ/マー・シーユエン/ジャネル・ツァイ/フランキー・ホァン/ブレア・チャン/アキオ・チェン ほか

【あらすじ】主人公 イージンは、台北の夜市で麺屋台を始めるためシングルマザーの母シューフェンと姉イーアンとともに田舎町から戻る。ところが、昔気質の祖父から利き手である左手を「悪魔の手」と咎められ、イージンは左手を使うことに罪悪感を抱くようになる。

公式サイト

左利きの少女

5歳のイージンが見ている世界をどのように映像化しているのかにも注目

ツォウ・シーチン監督は、ニューヨークで映画を学び、ショーン・ベイカー監督と出会い、以降プロデューサーで関わっています。2026年「左利きの少女」で監督デビューをしています。

ニーナ・イエは、台湾出身の子役俳優であり、3歳より活動をしています。

物語は、5歳になる少女が台北の夜市で麺屋台を営んで行きますが、祖父より、左手は「悪魔の手」と言われたことで、左手を使うことに罪悪感を覚えていくストーリーです。

ツォウ・シーチン監督は、『タンジェリン』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『レッド・ロケット』など、ショーン・ベイカー作品を長年支えてきた人物でもあり、今回はショーン・ベイカー監督が共同脚本、編集、製作として参加しています。20年以上にわたる2人の協働が、今回の単独監督作につながっている点も興味深いところです。

幼い少女の視点から台北の夜市や家族の姿を描く内容で、イージンの表情や行動が物語を動かす重要な存在になっているようです。

ツォウ・シーチン監督自身も祖父から左手を「悪魔の手」と言われた経験があり、その記憶が本作の物語につながっています。単なるフィクションとしてではなく、監督自身の記憶をもとにした家族の物語だからこそ、作品にどのようなリアリティーが生まれているのか気になるところです。

本作では台北の実際の夜市でロケを行い、iPhoneを使って撮影されています。きれいに整えられた映像というよりも、実際の街の喧騒や人々の生活に入り込んでいくような映像表現になっているようで、5歳のイージンが見ている世界をどのように映像化しているのかにも注目したいところです。

本作はカンヌ国際映画祭の批評家週間で上映されたほか、第26回東京フィルメックスでは観客賞を受賞。さらに第98回アカデミー賞の国際長編映画賞で台湾代表に選出され、最終候補15作品にも入っています。

予告編

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