【今週公開の新作映画】『わたしの知らない子どもたち』2026年10月16日公開情報と私感

作品紹介

【監督・原案・脚本】西川美和
【出演】小八重葵美/二階堂ふみ/坂東龍汰/櫻井海音/花瀬琴音/北村有起哉/吉田羊/竹野内豊/岡田准一/田中裕子/役所広司 ほか

【あらすじ】舞台は1945年終戦。主人公 茅野琴子は、戦争によって家族と住む場所を失った12歳の少女。少女であることが生きる危険につながる現実から逃れるため、性別を隠して少年として生きることを決意する。

公式サイト

戦争ドラマとしての重さだけでなく、社会からこぼれ落ちた子どもたちの生き方にも注目したいところ

西川美和監督は、学生の頃より映像の世界に興味を持ち、是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」のスタッフとして参加し、その後、2002年「蛇イチゴ」で長編 映画監督デビューをしています。2006年「ゆれる」では、国内の数々の映画祭で評価され、2009年『ディア・ドクター』でも評価されています。監督自身が脚本を手掛けており、独特な感性のある作品を作り出す監督です。

二階堂ふみは、幼い頃より映画に影響を受け、俳優を志します。12歳でグラビアデビューをし、2007年「受験の神様」で女優デビュー、その後TVやドラマ、バラエティと多彩な才能を発揮しています。

小八重葵美は、2013年生まれの俳優で、2025年「#真相をお話しします」で映画デビューをしています。その後、テレビドラマやMVなどに出演しており、子役出身ながらも、着実なキャリアを積んでいる女優です。

物語は、終戦後の日本で、家族と住む場所を失った主人公が日々を生き延びながら、未来を見つけていくストーリーです。

戦争を題材にした映画は数多くありますが、戦闘や空襲そのものではなく、戦争が終わった後に取り残された人々の生活に焦点を当てる作品には、また違った重みがあります。

終戦を迎えれば、すべてが元どおりになるわけではなく、家族を失った人、住む場所を失った人、社会の中で生きる手段を失った人など、戦争が終わってからも困難を抱え続ける人々を描いています。

二階堂ふみ演じる曽根は、かつて教師として子どもたちを教えていましたが、敗戦によって、それまで信じてきた価値観や生きる意味を失ってしまい、琴子を探すことになり、彼女自身もまた、自分が生きる意味を見つめ直していくことになります。

戦争による喪失、子どもたちの過酷な生活、大人たちの葛藤など、扱うテーマはかなり重いものと思いますが、悲惨な現実を描くことに終始せず、登場人物たちが何を思い、どのように未来へ向かっていくのかを丁寧に描けているかどうかが、作品全体の印象を左右しそうです。

予告編

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