【今週公開の新作映画】『mentor』2026年10月16日公開情報と私感

作品紹介

【監督・脚本】𠮷田恵輔
【出演】磯村勇斗/末澤誠也/綾野剛/木南晴夏/酒井若菜/川上麻衣子/二村仁弥/黒沢あすか/田村泰二郎
【あらすじ】15年前、少年だった龍之介と拓海の花火遊びが原因でアパート火災が発生し、住人の埜本は妻子を失い、自身も大やけどを負ってしまう。それから15年後、別々の人生を歩んでいた龍之介と拓海の前に、被害者である埜本が再び現れる。

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なにか単純な物語でまとめられているような気がしないところが気になる点

吉田恵輔監督は、学生時代から自主 映画を制作し、2006年『なま夏』で映画監督デビューをしています。2008年に小説『純喫茶磯辺』を発表し、映画化も行っています。「ヒメアノ~ル」「犬猿」「純喫茶磯辺」を制作しており、独特の世界観と演出に定評があります。

磯村勇斗は、高校の頃から役者を志し、2015年『仮面ライダーゴースト』でレギュラー出演を果たしています。その後、2017年「ひよっこ」では主人公の結婚相手となる役を演じています。2022年第45回日本アカデミー賞で、『ヤクザと家族 The Family』と『劇場版 きのう何食べた?』で新人俳優賞を受賞し、今後が期待できる俳優です。

物語は、過去に火災で大きな問題を起こしてしまった2人の少年が、15年後に火災で被害に巻き込まれた男性が現れ、心の拠りどころとなるメンターのような存在となっていくストーリーです。

タイトルの「mentor」とは、メンター(助言者)という意味でもあり、相談相手やちからとなって支えてくれる人のようなことをいいます。

本作で特に気になるのは、被害者が加害者に対して優しく接するという、一見すると不思議な関係性をどのように描いているのか?というところです。通常、家族を失う原因を作った相手に対して、簡単に許せるはずがなく、埜本は拓海を責めるどころか、心の支えとなるような存在になっていくところに違和感を感じます。

予告編では、3人の関係が少しずつ変化していく様子が描かれており、単純な贖罪や和解の物語では終わらなそうな雰囲気も感じます。

吉田恵輔監督の脚本でもあり、「罪の意識」「喪失感」「人によっての捉え方の違い」などをテーマしていることで、なにか単純な物語でまとめられているような気がしないところが気になる点です。

予告編

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