【日本映画】「ボブ・マーリー ONE LOVE〔2024〕」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】
【出演】キングズリー・ベン=アディル/ラッシャーナ・リンチ/ジェームズ・ノートン/アンソニー・ウェルッシュ/
【個人的評価】

【あらすじ】舞台は1976年のジャマイカ。国民的アーティストのボブ・マーリーは、情勢の不安定な国の中で、音楽を通じて世界を変えようとする。

ボブ・マーリー ONE LOVE

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ミュージシャンの思い入れの有無で作品の印象が変わってくると

レイナルド・マーカス・グリーン監督は、2018年「Monsters and Men」で長編映画監督デビューをし、2018年度サンダンス映画祭で、審査員特別賞初作品賞を受賞しています。2020年「Joe Bell」でも様々な賞を受賞し、今後が期待できる監督です。

キングズリー・ベン=アディルは、2013「ワールド・ウォーZ」で映画初出演をし、その後、2020年「あの夜、マイアミで」でマルコムX役で評価されています。テレビや映画など幅広い活躍をしている俳優です。

物語は、ミュージシャン ボブ・マーリーを描いた伝記映画で、名盤「エクソダス」の誕生や、世界ツアーを描きながら、世の中を変えようとしていくストーリーです。

序盤から、ボブ・マーリーがジャマイカでツアーを始めるインタビューに答えているところから始まります。

ジャマイカでの生活は情勢が不安定でもあり、ミュージシャンであるボブ・マーリーはその環境の中でも小国民的アーティストとなっていますが、生活自体は様々なトラブルが起こっていきます。

ボブ・マーリーのBGMとジャマイカでの生活を描かれていますが、ボブ・マーリーの曲が好きな人には音楽だけで満足できます。

1976年に実際に発生した銃撃事件が描かれ、ボブ・マーリー自体も重症を負いますが、その後、無事にコンサートを開催します。

本作は、事実に基づいた伝記映画でもあり、1981年 36歳でこの世を去ったボブ・マーリーの全盛期を描いたところにもなります。

1977年にロンドンに渡り、そこで音楽活動を続けますが、亡命先でも苦難はあり、名盤「エクソダス」の制作についても描かれます。

中盤過ぎに、ガンを患っていることがわかりますが、それでも創作活動を続けているところは、宗教的な理由もあり、信仰によるところはボブ・マーリーらしいところもわかります。

「お前は、自分を救え」

108分ながらもしっかりとまとまっており、ボブ・マーリーを知らなくても理解ができるような入門編の伝記映画でもあります。

ミュージシャンの伝記映画は近年多くなってきていますが、まずは、そのミュージシャンの思い入れの有無で作品の印象が変わってくるところでもあります。

予告編

ボブ・マーリー ONE LOVE

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