【今週公開の新作映画】『氷血』2026年7月3日公開情報と私感

作品紹介

【監督】内藤瑛亮
【脚本】片桐絵梨子/内藤瑛亮
【出演】北山宏光/加藤千尋/山谷碧都/佐津川愛美/福島リラ/渡邊哲/佐野史郎/

【あらすじ】主人公 稔は、東京でデザイナーとして働いていたが、妻の悠希と幼い息子・晶を連れ、豪雪地帯にある実家へ移住をする。

公式サイト

ホラーとして怖いだけでなく

内藤瑛亮監督は、自主映画を多数制作し、2012年「先生を流産させる会」で長編映画監督デビューをしています。その後、監督・脚本で映画を制作しながら、テレビドラマ作品を制作している多才な監督です。

北山宏光は、2002年にジャニーズ事務所に入所し、2005年にKis-My-Ft2のメンバーとしてデビューしています。2019年『トラさん〜僕が猫になったワケ〜』で映画初出演初主演をし、2023年にKis-My-Ft2を卒業して、ソロ活動をしています。

加藤千尋は、2015年よりBiSHのメンバーとして活動をしており、2023年『雷に7回撃たれても』で舞台デビューをしています。2025年「ミーツ・ザ・ワールド」で映画初出演をしており、今後の活動が注目されています。

物語は、東京で活動していたデザイナーが、家族を連れて豪雪地帯の実家に移住をするが、そこで異常な事件が発生し始め、白い女に翻弄されていくストーリーです。

本作は、「白い怪異」という存在を、単なるホラー演出としてではなく、家族の不安や過去の歪みと結びつけている展開となっています。

雪国を舞台にしたホラーで、外は白く閉ざされ、逃げ場が少ない。音も吸い込まれ、世界が静まり返っている。そこに異様な存在が現れると、恐怖が派手な音や暗闇ではなく、静けさそのものから立ち上がってくる感じがあります。

父親の介護のために実家へ戻るという現実的な事情があり、その中で父が妻にだけ異常に怯える。これは、ホラーとして怖いだけでなく、家族内の違和感としてもかなり嫌なものがあります。

本作では、白さそのものが安心ではなく、むしろ恐怖や侵蝕の象徴として描かれるようなので、映像面でもかなり見応えがありそうですが、雪、怪異、家族、介護、認知症、死という要素が多く入っているため、物語が散らばらずにまとまっているかどうかも重要になりそうです。

全体としては、雪国の美しさと、家族の中に入り込む異様な恐怖をどう両立させているかが大きなポイントになりそうです。

予告編

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