【日本映画】「シグナル100〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/小関裕太//甲斐翔真/中尾暢樹//中田圭祐//若月佑美/
【個人的評価】

【あらすじ】とある高校が舞台となっており、担任教師が生徒に「自殺催眠」をかけてしまう。とあるシグナルがきっかけで自殺行動を起こしてしまう状況で、催眠を解く方法は、1人まで生き残ったときとなる。

シグナル100

一応R15という指定もあるので、多少ショッキングなところもあります

・竹葉リサ監督は、2014年『さまよう小指』で長編監督としてデビュー、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014で最高賞とシネガーアワードを受賞しています。その後、海外の映画賞に出品するような作品を制作し、本作は、シッチェス映画祭、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭などで上映されています。

・橋本環奈は、2009年にダンス&ボーカルユニットの「DVL」に参加し、その後後継グループ「Rev. from DVL」でのイベント中に奇跡の一枚の写真を撮られ、一躍話題となる。その後、モデルや俳優として話題の人となっています。

・本作は、原作・宮月新、作画・近藤しぐれによる同名コミックが原作となっています。

・物語は、高校のクラスの中で起こった自殺催眠の影響を、クラスメイトの人間関係を描きつつも、その真意を追ったストーリーです。

・序盤は、妙な映像をクラス全員が観せられてしまうというところから始まります。

・この映像が、「自殺催眠」を招くものとなっており、クラス全員がその状況に陥ってしまいます。

・その後、先生の説明があり「自殺催眠」についての回避する手段や、そのトリガとしてのシグナルが説明されます。

・クラスメイト36人がどんどん亡くなっていき、その時のシグナルが、「スマホを使う」「泣く」「あくびをする」という何気ないこととなっており、それが100個あるということ。

・その100個はすべてが明かされないまま、先生は自殺をしてしまうので、その解明が、中盤のポイントになっています。

・些細なことが自殺のシグナルとなっているのですが、このあたりのきっかけについては、やはりご都合的なところはあります。

・「酒を浴びる」というシグナルもあり、これはもう、ご都合的な要素とはなりますが、もともと漫画原作でもあり、現実感がちょっと足りないところではありますが、ゲーム感覚な要素と捉えるほうが良いです。

・進行的には想定どおりな展開となりますが、しっかりと結末も用意されています。

・多少モヤモヤするところはありますが、一番気になるのは、世間的な事件だったとしても、ここまで大量な自殺者が出てくるのは、どうかなぁと思うのです。

・実際に起ったことではなく、創作ではありますが、一応R15という指定もあるので、多少ショッキングなところもありますので、注意してください。

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