作品紹介
【監督】リチャード・リンクレイター
【脚本】ヴィンス・パルモ/ホリー・ジェント
【出演】ギヨーム・マルベック/ゾーイ・ドゥイッチ/オーブリー・デュラン/ブリュノ・ドレフォンテーヌ/パオロ・ルカ・ノア/
【あらすじ】1959年、映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」で活動していた若きジャン=リュック・ゴダールは、自身初の長編映画『勝手にしやがれ』の撮影に挑む。ゲリラ撮影や即興演出という型破りな手法に周囲は戸惑いながらも、映画への情熱を持つ仲間たちとともに、後に映画史を変える伝説の一本を生み出していく。
公式サイト
リチャード・リンクレイター監督は、1988年「It’s Impossible to Learn to Plow by Reading Books」で監督デビューをし、1995年「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」でミニシアター系の 映画で人気となります。その後、2001年「ウェイキング・ライフ」で実写をデジタルペインティングした作品を制作し、2003年「スクール・オブ・ロック」では、ミュージカル・コメディの傑作として評価されています。2004年「ビフォア・サンセット」、2013年「ビフォア・ミッドナイト」と、恋人までの距離のシリーズとして続編も好評となり、非常に多彩な作風で器用な監督です。2014年『6才のボクが、大人になるまで。』では、ベルリン国際映画祭 監督賞、第72回ゴールデングローブ賞 監督賞をはじめとして多くの賞を受賞しており、ファンの多い監督です。
ギヨーム・マルベックは、2025年「ヌーヴェルヴァーグ」で若きジャン=リュック・ゴダールを演じ、一躍注目を集めた新鋭俳優です。
物語は、フランス映画史を代表する『勝手にしやがれ』誕生の舞台裏を描きながら、映画という芸術に人生を懸けた若者たちの青春群像劇のストーリーです。
映画製作を題材にした作品は、映画ファン向けの内容になり過ぎてしまうことも少なくありません。しかし、本作はリンクレイター監督らしい軽妙な会話や仲間たちとの空気感を大切にしているため、映画史を詳しく知らない人でも楽しめる作品になっているのではないかと期待しています。
本作はモノクロ・スタンダードサイズ・フランス語という徹底したこだわりで制作されており、当時の空気をそのまま再現しようという意欲が感じられます。単なる伝記映画ではなく、まるで1959年のパリへタイムスリップしたかのような没入感も大きな見どころでしょう。
『勝手にしやがれ』やヌーヴェルヴァーグの知識がある人ほど楽しめるネタも多そうなので、映画初心者には少し敷居が高く感じられる可能性もあります。
全体としては、映画史へのリスペクトと青春映画としての瑞々しさを兼ね備えた一本になりそうで、映画好きならぜひ劇場で観ておきたい作品だと思います。
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