【アニメ】「映画 窓ぎわのトットちゃん(2023)」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】
【原作】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 トットちゃんは、落ち着きがなく、小学校を退学させられてしまう。新たに通うことになった「トモエ学園」で様々な人と出会っていく。

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とても素直なアニメ

八鍬新之介監督は、主にドラえもんの作品に関わり、2014年「映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜」で監督デビューをしています。2023年「映画 窓ぎわのトットちゃん」でドラえもん以外の作品を手掛けています。

大野りりあなは、子役として、2022年にテレビドラマ出演をしており、2023年「ゆとりですがなにか インターナショナル」で映画デビューをしています。2023年「映画 窓ぎわのトットちゃん」で初の声優を務めています。

小栗旬は、小学校6年のときにオーデディションに合格し、役者としてのキャリアを開始しています。1998年『GTO』でテレビドラマに初出演し、その後、舞台やテレビで活躍をし始めます。主演作『キサラギ』『クローズZERO』のヒットで評価され、数多くの作品で印象ある役どころを努めています。

原作は、1981年の黒柳徹子の「窓ぎわのトットちゃん」という自伝的物語が原作で、総発行部数は、2500万部を超えています。

テレビ朝日開局65周年記念作品として公開されています。

物語は、落ち着きがなく小学校を退学させられた主人公が、トモエ学園という自由でユニークな学校で、自由で柔軟にのびのびと成長していくストーリーです。

序盤から、作者の黒柳徹子のナレーションで、本作の説明がされます。

昭和15年の物語であり、時代的には第二次世界大戦中になります。主人公 トットちゃんは、新しい学校で生活をしますが、好奇心が先に出てしまい、小学1年生ながら学校を退学させられます。

ある意味、トンデモ少女の物語ですが、本作は、黒柳徹子の自伝的な物語でもあり、自由なふるまいから、むしろ培ってきた自由な発想が育ったのかと思います。

戦時中の物語ではありますが、主人公トットちゃんを中心に、その天真爛漫さが魅力でもあり、トモエ学園という場所も特長的であり、むしろ今の時代のほうが理解されるかもしれない教育方針の場所でもあります。

作画が丁寧なところがあり、家が崩れたり、絵柄にちょっとひねりを加えた幻想的なシーンなど、アニメ演出的には丁寧なところで見やすいです。

「君は本当はいい子なんだよ」

このトモエ学園の校長先生がかなりな人格者とも言え、校長先生の存在は一つの救いに思えます。

戦争の話が終盤で悲劇となる感じでもありますが、決して悲観的な物語ではなく、非常に素直さが伝わってくるトットちゃんの言動が本作での観ておくべきところなのかと思います。

とんでもなく野心的な作品というわけではなく、とても素直なアニメでもあるので、気構えることなく観てもらいたい作品です。

予告編

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