作品紹介
【監督】中川龍太郎
【脚本】中川龍太郎/廣瀬優
【出演】久保史緒里/三浦貴大/中尾幸世
【あらすじ】史花は、重い病を抱える2歳の娘・律を抱えて、行くあてもなくタクシーに飛び乗る。やがて辿り着いたのは、木々が生い茂り、風がそよぎ、光が溢れる湖のほとりの集落。そこで史花は、幼い娘を亡くした経験を持つ光世と出会う。
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一晩という限られた時間の中でどこまで人生の重みを描けているのか
中川龍太郎監督は、高校在学中に詩集を出版、その後大学では映画製作を始め、2012年「Calling」でボストン国際映画祭の最優秀撮影賞受賞する。その後、『愛の小さな歴史』『走れ、絶望に追いつかれない速さで』など、世界的に評価される作品を送り出しています。
久保史緒里は、2016年に乃木坂46の3期生オーディションを受け、メンバーとして参加しています。その後、2022年「左様なら今晩は」で映画初出演初主演をしており、テレビや映画、舞台で活躍しています。2023年「どうする家康」に出演しており、現役の乃木坂46のメンバーで大河ドラマに初の単独出演をしています。
三浦貴大は、父 三浦友和 母 山口百恵の俳優。もともとは、大学時代に精神保健福祉士を目指していたが、迷った末に俳優となっています。
物語は、重い病を抱えた母親が娘とともにとある集落にたどり着き、そこで、子どもを亡くした女性と会い、それぞれの関係が変化していくストーリーです。
重い病を抱えた母親と、子どもを亡くした女性という、かなり重い背景を持つ人物たちが登場する一方で、物語の舞台が「木々が生い茂り、風がそよぎ、光が溢れる湖のほとり」という非常に穏やかな場所になっています。
悲しみを強く押し出す作品というよりも、その悲しみを抱えた人間が、ある場所やある人との出会いを通して何を感じるのか、という部分に重点を置いた作品になっていると思われます。
中川龍太郎監督なので、派手な展開というよりも、登場人物の心の動きや、何気ない風景の中にある感情を丁寧に拾っていく作品になりそうです。
短編映画ということで長編映画ほど多くの設定を詰め込む必要がない分、史花、律、光世の3人に焦点を絞り、一晩という限られた時間の中でどこまで人生の重みを描けているのかが気になるところです。
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