【今週公開の新作映画】「大きな玉ねぎの下で(2025)」公開情報と私感

作品紹介

【監督】草野翔吾
【出演】/桜田ひより//瀧七海//中川大輔//休日課長//asmi/飯島直子/

【あらすじ】昼間はカフェ、夜はバーとして営業している店「Double」で働く丈流と美優が主人公。業務連絡用のノートからお互い意識するようになり、大きな玉ねぎの下(日本武道館)で初めて会う約束をする

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曲のまんまで作品を作ってもさほど面白くないは当然な気もします

草野翔吾監督は、大学時代に映画研究会に在籍し、学生映画祭で数々の賞を受賞しています。2007年「Mogera Wogura」が長編初監督作としてデビューし、以降、様々な映画で監督をし、脚本も手掛けることのある監督です。

神尾楓珠は、2015年『母さん、俺は大丈夫』でテレビドラマに出演し、2017年「兄に愛されすぎて困ってます」で映画デビューをし、その後テレビや映画、舞台と幅広い活動をしている俳優です。

桜田ひよりは、子役モデルとして活躍をし、その後、オーディションに応募したことで本格的に芸能界で仕事をしています。2011年「はやぶさ/HAYABUSA」で映画デビューをし、2019年『薄暮』では声優も行っています。テレビドラマや映画と幅広く活躍している女優です。

物語は、昼と夜で営業をしている店で働く男女が主人公。2人は業務連絡用のノートのみの関係だったが、徐々に意識をし始め、大きな玉ねぎの下(日本武道館)で初めて会う約束をし、ラジオでは30年前に同じような約束をしたエピソードが語られ、ザッピングしていくストーリーです。

大きな玉ねぎの下とは、日本武道館を例えた表現であり、1989年の爆風スランプ15枚目のシングルともなっています。この曲は要約すると、ペンフレンドだった男女がライブの約束をし、日本武道館で初めて合うことになりますが、女性は結局やってこなかったという失恋ソングです。

広く愛されている曲でもあり、多数のミュージシャンがカバーをしています。

作品自体は「大きな玉ねぎの下で」という曲に基づいた展開での作品でもありますが、失恋ソングである原曲と同じ展開にはならないんじゃないかなぁと思います。むしろ、それだと実写映画的につまらないところがあり、情緒的な曲と実車映画の物語で考えれば、曲のまんまで作品を作ってもさほど面白くないは当然な気もします。

桜田ひよりの瞳の感じと雰囲気も良い感じであり、顔のパーツがいちいち濃いですが、映画で観るときにはさほど主張しない存在感でもあるので、なんとも言えない立ち位置が今後に期待できそうな感じです。

主題歌は、 asmi「大きな玉ねぎの下で」となっておりカバー曲ではありますが、できればサンプラザ中野くんの声で聞きたいかなぁと思うところはあります。

予告編

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