【監督】村上正典
【出演】岩本照/生見愛瑠/鈴木仁/上杉柊平/浮所飛貴/古川雄大/藤原大祐/永瀬莉子/高月彩良/晴瑠/笛木優子/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 佐々木萌衣は、クラスメイトとなかなか馴染めない女子高校生。ある日、消防士の蛯原恭介と出会い、恋に落ちていくストーリーです。
こういうところが少女マンガ的なところでもあります。
・村上正典監督は、TVドラマ制作に携わり、フジテレビドラマ『LOVE』の#19「あなたを忘れない」で初演出をしています。2005年「電車男」で映画監督デビューをし、その後も、テレビや映画の作品を作り続けています。
・岩本照は、ジャニーズ事務所に入所し、2009年Mis Snow Manのメンバーに選ばれます。その後、2012年からSnow Manのメンバーとして活動し、2020年にCDデビューをしています。2011年「HOT SNOW」で映画デビューをし、その後も映画やテレビに出演しています。2022年「モエカレはオレンジ色」で映画初主演をしています。
・生見愛瑠は、エイベックスに所属をし、モデル活動をしています。その後、バラエティ番組やドラマに出演し、2022年「モエカレはオレンジ色」で映画初出演をしています。
・物語は、女子高生と消防士の恋を描いたストーリーです。
・序盤から、学校の屋上でたそがれている萌衣が描かれ、そこで、恭介に助けられます。
・色々と複雑な主人公 萌衣の境遇ですが、序盤でほとんどが語られるので、わかりやすいところがあります。
・タイトルが出るところまでで、もう、ほぼお話の展開がわかるような流れとなっています。
・「ビビってその場にいるだけでは何もかわらない、だから勇気を出して踏み出すんだ。」
・放火犯の放火現場を見てしまい、そこから、放火現場に閉じ込められますが、この展開の流れがすっ飛ばし過ぎで、状況がかいつまみ過ぎなところがあります。
・「あの、この子、蛯原さんにここ、火をつけられちゃったみたいなんです。」
・誰がうまいことを言えというところでもありますが、まあ、脚本で遊んでいるのかと思います。
・蛯原さんが萌衣の誕生日会に遅れてしまうところがあり、ある種、別の意味のフラグが立っているように思われますが、予測と反しての展開となります。
・「もう大事な人を失うのは、嫌なんです。」
・中盤でほぼ物語的に成立してしまいますが、後半は、恋愛映画あるあるの、誤解が生むすれ違い感も出てきます。
・「もう俺も、一秒も待たねえから」
・もうこれは、少女マンガだからこその脚本なんだろうと思いますが、そもそも、もう一つ、本作は、めるるのプロモーション映画とも言えます。
・後半部分は、蛯原の過去を描きつつ、萌衣と蛯原の関係にも影響してきます。
・「バカ、待ってるよ。」
・こういうところが少女マンガ的なところでもあります。
・ラストは、しっかりと布石通りの流れでその時期が描かれますが、どストレートなので、観てもらうのが良いです。