【今週公開の新作映画】「ある男〔2022〕」が気になる。

【監督】
【出演】/坂元愛登/

【あらすじ】主人公 城戸は、弁護士として、依頼者 里枝より亡くなった夫 大祐の身元調査を依頼される。長年疎遠だった大祐の兄から、遺影の男が大祐ではないとのことから、夫がまったくの別人であったことを知る。

https://movies.shochiku.co.jp/a-man/

意表をつかれるような演出とバランスの良い展開が期待

・石川慶監督は、大学では物理を学んだあと、映画監督を目指し、ポーランドに留学をし、演出を学んでいます。帰国後は、ドキュメンタリーやCMを制作し、2017年『愚行録』で長編映画デビューをしています。

・妻夫木聡は、高校生の頃からモデルなどで活躍し、1998年『すばらしい日々』でテレビドラマに初出演をし、2001年「ウォーターボーイズ」で映画初主演をしています。その後、映画とドラマに数多く出演し、2009年『天地人』でNHK大河ドラマの主演を演じています。主役から脇役までこなせる万能的で幅の広い俳優でもあります。

・安藤サクラは、父に奥田瑛二、母が安藤和津、姉が安藤桃子という家系で、高校時に女優の道に進んでいます。2007年『風の外側』で映画デビューをし、2009年「愛のむきだし」で存在感のある演技で評価されています。2011年『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』で第84回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞を受賞をし、その後も様々な作品で圧倒的な評価をされています。『かぞくのくに』『百円の恋』『万引き家族』など、話題作に出演している女優です。

・窪田正孝は、オーディションに合格し、芸能界入りをし、2006年『チェケラッチョ!! in TOKYO』でテレビ初主演でデビューしています。その後、2008年『ケータイ捜査官7』で主役となり、様々な監督と仕事をし、徐々に評価を上げ、テレビや映画と活躍している俳優です。

・原作は、2018年に発表された平野啓一郎の小説です。

・物語は、とある未亡人から亡くなった夫の身元調査を依頼される。それは、死んだはずの夫の遺影がまったくの別人であったことで、そのことで夫の知られざる秘密が明らかになっていくストーリーです。

・奇妙なストーリーではありますが、あらすじを見るだけでも、真相が知りたくなります。

・石川慶監督としては、「愚行録」「蜜蜂と遠雷」「Arc アーク」に続く4作目であり、過去作の完成度からも、今回も期待できる内容に思います。

・妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝が主な登場人物ですが、ミステリー作品として多少複雑なところはあるのかと思います。

・監督の作風から、まったく理解できないような作品ではないと思いますが、意表をつかれるような演出とバランスの良い展開が期待できると思います。

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