【監督】山田火砂子
【出演】寺島しのぶ/常盤貴子/安達祐実/落井実結子/渡辺いっけい/東ちづる/宅麻伸/春風亭昇太/辰巳琢郎/渡辺梓/
【あらすじ】主人公 山川高子は、障がい者特別支援施設の園長。ある日、高子の母親のことを本にしないか?と持ちかけられる。娘と母の関係を見直していきながら、母の気持ちに気がついていく。
非常にストレートな感じで、心揺さぶられるような作品なのかと
山田火砂子監督は、女性バンド「ウェスタン・ローズ」で活動後、女優活動や映画制作に関わり、アニメ映画「エンジェルがとんだ日」で監督デビューをしています。「石井のおとうさんありがとう」は平成17年度日本児童福祉文化賞を受賞しています。
寺島しのぶは、2000年『シベリア超特急2』で映画デビューをしています。父が七代目尾上菊五郎、母が富司純子、弟に五代目尾上菊之助がいます。2003年『赤目四十八瀧心中未遂』『ヴァイブレータ』で注目がされ、各映画賞を受賞しています。『Tokyo Tower』『愛の流刑地』『キャタピラー』など、数多くの話題作に出演し、印象ある演技で存在感のある女優です。
常盤貴子は、短大入学後、芸能事務所を訪ね、下積みを重ねて芸能活動を開始します。1993年ドラマ 『悪魔のKISS』の体当たり演技で話題となり、その後、1995年ドラマ『愛していると言ってくれ』や『ビューティフルライフ』などのテレビドラマで人気となります。1992年「いつだって今が始まり」で映画初出演をしています。テレビドラマで高い人気となりましたが、30歳頃を境に、映画や舞台の仕事にシフトしており、個性的な雰囲気を持ちながらも活動している女優です。
物語は、障がい者特別支援施設の園長をしている主人公が、母親のことを本にしないかと持ちかけられる。障がい者のことを疎ましくも思っていたが、母親との関わりを思い出していくストーリーです。
山田火砂子監督は、70歳で映画初監督をし、本作で10作目となります。現在92歳ということもあり、非常にバイタリティのある監督です。
原作は、児童福祉文化賞を受賞した菊地澄子著「わたしの母さん」となります。
キャッチコピーは、「私のかあさんは知的障がい者でしたが、私にとって最高の母でした。」
非常にストレートな感じで、心揺さぶられるような作品なのかと思います。