【洋画】「イン・ザ・ハイツ(2021)」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】舞台はニューヨークの片隅の街、ワシントンハイツ。その街に住むウスナビ、ヴァネッサ、ニーナ、ベニーの4人の若者たちを中心に日々の生活を描いた作品。

イン・ザ・ハイツ(字幕版)

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まさに街全体が音楽というか、街自体が主人公というような作品

ジョン・M・チュウ監督はアメリカで映画製作を行っているアジア系の監督で、2008年『ステップ・アップ2:ザ・ストリート』で長編映画監督デビューをしています。2018年『クレイジー・リッチ!』で、アジア人キャストながらもアメリカでヒット作となり、今後が期待される監督です。

アンソニー・ラモスは、2016年「White Girl」で映画デビューをしており、テレビや映画、舞台で活躍しています。

物語は、ニューヨークの小さな町を舞台に4人の若者の青春を描いたミュージカル作品です。

序盤から、ウスナビがワシントンハイツの街の説明をするシーンから始まります。そこから時間は過去に戻り、ウスナビがその街で生活しているところが描かれます。

家から出かけて行きますが、様々なことが音楽に繋がり、街の活気をミュージカルで描かれていきます。巧みな編集と音楽に合わせたカット割りで、序盤のつかみはOKです。

ほとんどミュージカル的なところがあり、陽気な街であるような印象ではありますが、街の規模感がちょっと小さい感じがします。

ラテン・ミュージックを主に使用したミュージカルであり、カラフルな彩りの街とテンポ良いリズムが魅力です。フラッシュモブ的な要素もあり、映画としてのストーリー性よりも、音楽で成り立っている街を眺めているような内容です。

ミュージックビデオ的な印象もあり、ミュージカルが苦手な人でもちょっと印象が変わるような作りではあります。とはいえ、やはり音楽主体の展開となるので、馴染めない人にはやはり馴染めないのかとおもいます。

ミュージカル映画は多くの名作はありますが、ラテン・ミュージックをふんだんに使ったところは、一人が歌うというよりも、多くの人がコーラスをし、多くの人が踊るところは、街自体がミュージカルと考えると良いかもしれません。

ラップで音楽が描かれるところもあり、まさに街全体が音楽というか、街自体が主人公というような作品かもしれません。

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