【洋画】「アス〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 アデレード・ウィルソンは、幼い頃にサンタクルーズの行楽地に両親と訪れる。そこのミラーハウスでとあるものを見てしまい、失語症となってしまう。後に失語症を克服し、おとなになったアデレードは、結婚をし、2人の子供を持つ。そして再びサンタクルーズのビーチハウスに訪れるが、不思議なことが起こり始める。

今までのホラー映画の手法からさらに先を行ったところもあり、オススメしたい映画

ジョーダン・ピール監督は、コメディアンの道に進みコメディ番組を制作していましたが、脚本を執筆し、自らが映画監督をした監督デビュー作「ゲット・アウト」が評判となり、アカデミー脚本賞を受賞しています。

ルピタ・ニョンゴは、ケニア人の両親を持つ女優で、大学卒業後の2013年「それでも夜は明ける」でアカデミー助演女優賞を受賞しています。

物語は、幼少期にとある行楽地で遭遇した少女が大きくなり、母となり、その地に再び訪れたときに、当時のトラウマとともに事件に巻き込まれていくストーリーです。

序盤からキーとなるシーンが描かれ、幼少時のアデレードがその場所で何があったのかが描かれます。

それから、数十年の年月が流れ、成長し、結婚をしたアデレードが再びこの地に訪れます。

ここからが、この物語のスタートですが、意外にも含みをもたせる要素が多く、伏線と意識させるような描かれ方がされています。

そのため、意外と物語は理解しやすくできていますので、この部分は、いろんな含みを持って「よくできている」作品ではあります。

序盤からホラー要素を感じさせるところは、夜に家の前の敷地にアデレードの家族と同じ家族構成の人たちが並んで立っているシーンが描かれます。

4人とも手を繋ぎ、逆光で顔がよく見えないところが恐怖感と異様感を感じさせ、この部分のインパクトで終盤まで恐怖感の喚起を維持し続けます。

家の中に同じ家族構成の人たちが侵入してきますが、ここでさらに恐怖感を出すのが、ドッペルゲンガーのように同じ顔というところ。

初めは一切の言葉を発せず、さらに、4人とも赤い服を着ているところもあり、異様な感じはとにかく振り切れた感じがします。

序盤の最後には、この4人が何なのかが語られ、なぜこの状況になったのかは、早々に明かされます。

この種明かしを序盤ですぐに持ってくるあたりは、先の展開に中だるみを予感させますが、そこから中盤以降さらに新たな展開にも進むところがあります。

やるかやられるか的な中盤がありますが、主軸はアデレード一家がどのように生き延びるかという点が描かれています。

終盤にはさらにその対する赤い服の家族の経緯が描かれもし、状況は二転三転します。

その状況もあり、想像の斜め上をいく展開には、中だるみ要素はほぼありません。

異様な状況の発端とアデレード一家がどのように生き延びるかには、多少ツッコミどころはありますが、ハサミがとても研がれていて切れやすそうという印象にはとても恐怖感を感じます。

最後には、どんでん返しにような結末も描かれており、最後まで楽しめる作品でもあります。

ホラー要素のある作品ではありますが、今までのホラー映画の手法からさらに先を行ったところもあり、オススメしたい映画です。

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