【洋画】「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還〔1983〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。前作の続きとして描かれたスターウォーズで、カーボン冷凍されてしまったハンソロを救い出し、出生の秘密を知ったルーク・スカイウォーカーは、ダースベイダーと帝国軍皇帝との対決に挑む。

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 (字幕版)

一旦、本作で大団円としているシリーズ

・監督のリチャード・マーカンドは、1970年台からTV制作に関わり、1981年「針の目」がジョージルーカスの目に留まり、本作の監督に抜擢されています。

・主演のマークハミルは、前作前々作に継いで主演をしており、スターウォーズの個性と印象を決定的なものとしています。

・物語は、前作から間もない頃の話で、スターウォーズ作品のすべてを見ても、直後の物語となっているのは、本作とエピソード8しかありません。

・当初はが監督を務める予定だったのですが、前作でが全米監協会と喧嘩別れしたため、監督協会に所属するスピルバーグは監督協会から本作の監督をしてはいけないという通達を受けたため実現していません。

・また、にもオファーがありましたが、これはリンチ側より断られており、リンチは「砂の惑星」を制作しています。

・ネタバレ対策も当時行われており、ロケの際には「ブルー・ハーヴェスト」という架空の作品の撮影と称していました。

・後半の惑星エンドアでのイウォーク族も当初は異なる惑星で、チューバッカのウーキー族が登場する物語として検討されていました。

・物語の序盤はハンソロを救うため、エピソード4で搭乗したタトゥーインを舞台をした展開になっています。

・本作では初登場となるジャバ・ザ・ハットですが、スターウォーズ特別編ではエピソード4で登場しています。ただし、当初の構想では、普通のヒューマンタイプのキャラクターではあったようですが、CG技術により当時撮影したお蔵入り映像を使い登場させています。

・序盤から掴みの良いところは、ルーク自体がかなりジェダイナイトとして成長しているところがあり、フォースを使って争いなくジャバの城に潜入しているところから、ジャバと対等に渡り合うところの安心感と底知れぬ強さがにじみ出ているところがのちの活躍を予想させる展開となっています。

・もうすでにジェダイナイトとしてそこそこの力を持っているルークなので、序盤での戦いで無双できるのは、見えていますが、その安心感もありでの危機感の作り方は上手いです。

・ルークの出生の秘密も明らかとなり、エピソード5でのダースベイダーの言葉が確信になってきます。

・さらにその先に隠された要素もあり、終盤までのダレ場はありません。

・惑星エンドアでの戦いもスピーダーバイクの映像には、公開当時でも驚きがありましたが、今でのその映像の動きには面白さがあります。

・「こんなの運転できない」というような映像ではありますが、多分ある程度自動的に障害物は避けてくれるのかと思います。

・AT-STという新登場の兵器も登場し、コマ撮りを駆使した特撮にも見応えがあります。

・終盤には、第2デススターが登場し、完成後は直径160kmとなり、意外と間違えやすいですが、エピソード4に登場したデススターとは別物です。(※第1デススターの直径は120km)

・第1デススターは製造に20年かかっていますが、今回の第2デススターはわずか2~3年で半分くらいは完成しており、製造期間の大幅な短縮があったことになります。

・公式には、物資の調達がしやすくなったとのことです。

・終盤は皇帝とダースベイダーとルークの戦いとなりますが、強い弱いという点での戦いではないことが上手く、善意と悪意の戦いというまとめ方が良かったのかと思います。

・後々のスターウォーズサーガの伏線となってくる皇帝の存在でもあり、これはコレで良かったのかと思います。

・スターウォーズの絶対的な戦う相手が位置されていることで、明確にストーリーの勧善懲悪さが用意されていることにもなります。

・エピソード5ではルークの存在意義をしっかりと深掘りしたところも効果的で、本作での主人公としてのルークの迷いが無いところがこの三部作でのわかりやすさと人気の理由になっているとも思います。

・最後の場面では、歴代のジェダイナイトが登場しますが、エピソード1・2・3の製作ができたことで、アナキンがしっかりと差し替えられているところも良いかも知れません。

・当初は、「この人は誰?」というところもあっただけに良かったとは思います。

・一旦、本作で大団円としているシリーズでもあり、まずはこの三部作で興味を持ってもらえればほかの作品にもスムーズに観てもらえると思います。

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