【アニメ】「トイ・ストーリー4(2019)」★★★★☆

作品紹介

【監督】ジョシュ・クーリー
【出演】トム・ハンクス/ティム・アレン/アニー・ポッツ
【個人的評価】★★★★☆

【あらすじ】ウッディたちは、もともとの持ち主アンディと別れ、新たな持ち主 ポニーのおもちゃとなっています。ポニーは幼稚園の体験会で作ったフォーキーという手作りおもちゃを気に入り、アンディの仲間として持ち帰ります。フォーキーはもともとゴミであるためにごみ箱に自ら飛び込んでしまうようなおもちゃだった。

ハンカチを用意して観ることをオススメします

ジョシュクーリー監督は、ピクサーにインターンとして入社し、その後「インサイドヘッド」で脚本を担当します。

その後、本作の監督として抜擢され、長編映画監督デビューをしています。

前作まで監督をしていたジョン・ラセターは、セクハラ事件の影響で、ピクサーを去ったあと、新しい映画製作会社を興しています。

キャッチコピーは「あなたはまだ─本当の「トイ・ストーリー」を知らない。」

シリーズ初となるドルビーアトモスに対応した作品です。

まず言いたいのは、トイストーリーは、1作目が最高にして、これ以上の作品はないと思っています。そのため、2作目、3作目までで見事な締めくくりと言われていますが、その2作目3作目ですら、不要にも思います。

そんなトイストーリー1作目に多大なる評価をしているわけですが、本作は、今までご主人様であったアンディではなく、新しい主人 ポニーとしたことで、各おもちゃたちの行動や考えにも変化が起こっています。

今回のメインキャラクターはやはり、フォーキー。このキャラクターの生まれとアイデンティティの持たせ方には、過去のトイストーリーにはなかった要素で、フォーキーの言動には、一挙手一投足涙してしまいそうになります。

今までのシリーズと感じが変わっているところは、ウッディの考え方。

今まではご主人様に一番愛されていたおもちゃだったのが、ご主人様が女の子になったこともあり、おもちゃの中心にはなっていないところです。

この要素は第1作目にも描かれていましたが、本作ではもう少し視点が変わっていて、ウッディ自身も自分本位の考え方から、おもちゃの仲間をしっかりとサポートする立ち位置に変わっています。

特にフォーキーを仲間と馴染ませるように、先頭に立って取り持とうとするところには、社会で生きているときにもある「コミュニケーション力」や「調整力」にも通じるところがあり、子供向けのCGアニメにとどまっていないところがあります。

その焦点のフォーキー自体もおもちゃの生まれとしての宿命をどう受け入れるかというところがあり、これも第1作目のバズライトイヤーと似ているようで、もう一歩先に踏み込んだようなところがあります。

つい、ゴミ箱にダイブしてしまうフォーキーには愛らしさすら感じてしまうところがあります。

過去のキャラクターも再登場し、ボー・ピープの立ち位置にも、シリーズファンとしては意外な印象を持つかと思います。

特にちょっと壊れてしまっていながらも、そのことをしっかりと受け止めつつ、前向きな彼女にも、また、悲哀と忘れてしまったおもちゃへの愛情が込められているように思います。

トイストーリーといえば、人前では決して動かないおもちゃという前提がありますが、多少周囲にバレているようにも思いますが、そこはもうお約束と言うしかありません。

そう言ったところも含め、終盤はウッディのある決意が見え始めます。

その決意はウッディ自身の問題というよりも、おもちゃとしてどのような幸せを選ぶのかというところになっており、今までのトイストーリーとは異なる纏まり方をし始めます。

4作目ともなるとマンネリ化するところが出てきてしまいがちですが、本作ではしっかりとしたまとめ方で涙を誘います。

唐突なことでもなく、序盤からうっすらと想定できるような展開でもありますが、やはり最後まで見届ける事で、今までのトイストーリーを総括するかのような着地点で、3部作でまとまっていた蛇足とはならず、本作も明確なトイストーリーシリーズという印象をしっかりと植え付けます。

ドタバタ感はいつものトイストーリーですが、やはりこの先の物語を用意するのかが気になるような結末でもありながら、これで完全に完結しても全く異論がない完成度です。

ハンカチを用意して観ることをオススメします。

予告編

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