作品紹介
【監督】リドリースコット
【出演】マイケル・ファスベンダー/キャサリン・ウォーターストン/ビリー・クラダップ/ダニー・マクブライド/デミアン・ビチル
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】1979年の初代エイリアンの前日譚。前作「プロメテウス」の続編となっておりエイリアンの誕生秘話が描かれる。コヴェナントの意味は宇宙船の名前。
サブスクで観る
アンドロイドと人間の考えの違いに恐怖感がある
監督のリドリー・スコットは、美術大学でグラフィックやデザインを学び、TVやCMの仕事で評価され、デビュー作『デュエリスト/決闘者』(1977)でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞しています。Apple社のマッキントッシュのCMを監督しており、当時アメリカンフットボールのスーパーボウルで話題となり、未だに名作として語られています。
キャッチコピーは「絶望の、産声。」
主人公は新キャラクターのダニエルズ。
シガニーウィーバーのリプリーから比べるとあまり屈強さはない。
でも逆にそれが良かったのかもしれない。
登場エイリアンは「ネオモーフ」と「ゼノモーフ」
フェイスハガーからではない寄生にはちょっと新しさがあるけれど、ちょっと進化の怖さに欠ける気もする。
毎度ながら、「ヤバイヤバイ」と思わせる演出は危険なフラグ立ちまくりで恐怖感はある。
ただし、暗闇に潜むヌメヌメしたエイリアンの魅力が薄く、その理由は明るい場所で体型の全てが見えてしまっているところなのかもしれない。
アンドロイドのデヴィッドが前作に引き続き登場で、アンドロイドと人間の考えの違いに恐怖感がある。
特にあの引き出しの中にあるモノとその生み出し方には、一種異様さを感じた。
エイリアンのしぶとさとそっと忍び寄る恐怖感はすばらしいのですが、毎度お約束のようなオチとしては、前作の「プロメテウス」の方が秀逸だった。
ただし「プロメテウス」は登場キャラクターのグロさが飛び抜け過ぎていて、非常に胃がキリキリした。
こんな映画を老齢のリドリースコットが生み出すことに狂気を感じた。
初代エイリアンのH.R.ギーガーのデザインが素晴らしいのはいうまでもないです。
事情により続編の製作がストップしたのは残念でならない。
予告編
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