作品紹介
【監督】天野千尋
【出演】岸井ゆきの/宮沢氷魚/藤原さくら/三浦獠太/田村健太郎/前原滉/山本浩司/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公の佐藤サチと佐藤タモツは、お互いに気が合い交際をする。2人は友に司法試験を目指すが、サチが合格をし、タモツは不合格となる。
岸井ゆきのに感情移入できるような見方だと良かったのかも
天野千尋監督は、短編映画を制作し数々の評価を受けます。2014年「うるう年の少女」で長編映画を監督し、以降、テレビや映画などの作品を制作しています。
岸井ゆきのは、TVドラマを皮切りに多数の映像作品に出演し、2018年連続テレビ小説『まんぷく』で初主演をしています。
宮沢氷魚は、父親にTHE BOOMのボーカル・宮沢和史を持ち、アメリカ生まれの東京育ちとなります。2015年に「MENS NON-NO」の専属モデルとしてデビューをし、その後、テレビドラマ『コウノドリ』で俳優デビューをし、舞台にも出演。2020年「his」では初主演をしています。
物語は、佐藤という苗字の2人が気が合い、ともに司法試験を受ける。2人は交際を続け、結婚をし、子供が生まれるが、2人はそれぞれ弁護士とアルバイトと言う立場でバランスが崩れていく。
序盤から、37という数字とともにとある人の独白から始まります。
その話を聞いている佐藤サチは、離婚協議をしている夫側の意見聞いています。
そこから自転車が倒れるところを見かけ、22という数字とともに昔のことを思い出します。
佐藤サチと佐藤タモツが出会ったことを思い出しているということで、出てきている数字は、年齢ということがわかります。
2人は同じ苗字ということでお互い意気投合をして、コーヒー研究会に所属し、お互い付き合い始めます。
そこから27という数字となり、5年後に2人が司法試験の合格発表を見て、タモツが不合格という結果となります。
タモツは、サチとともに暮らしながら司法試験を受験している保つを応援していきます。
30歳となり、タモツとサチが一緒に司法試験を受けますが、サチが合格をし、タモツは不合格となります。それから2人乗関係にビミョーな空気が流れつつも、2人はともに生活をしていきます。
本作は、2人が一緒に暮らしていきながらも、司法試験に合格できないタモツと、サクッと合格してしまったサチの微妙な関係を描きつつ、2人がどうなっていくのかを描いています。
「8,000円」
「バイト代出たら払うから」
サチは弁護士、タモツはアルバイトで暮らしていることもあり、些細なことで口論にもなります。
タモツ自体が不甲斐ないところもあるので2人の不和が出てくるのですが、それでもどこかに愛情もあるので、暮らしていくわけです。
2人は結婚をしますが、その後、唐突にシーンが病院に変わり、タモツが事故にあって怪我をしてしまうシーンとなってしまいます。司法試験の当日に事故に遭ったシーンは描かれないのですが、会話で事故の経緯がわかる演出になっています。
31歳になり、子供が生まれ、2人に家族が増えて生活をしていくことになりますが、やはりタモツは司法試験に合格できていなく、不甲斐ないという気持ちが大きく見えてきますが、本作はどちらかといえば、タモツの気持ちからみた状況が大きく描かれています。
「なんで、なんでに責められ続けて僕はもう息ができない」
コメディ要素や恋愛要素というよりも、タモツが苦悩する重さがあり、スッキリしない展開が多いですが、終盤の岸井ゆきのが一人になったときの嗚咽のシーンは必見でもあります。
説明がある程度省略されている作品ですが、実は、さほどバッドエンドでもないところでもあり、説明がないところに余韻を残しています。
できれば、岸井ゆきのに感情移入できるような見方だと良かったのかもしれません。
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