【日本映画】「湯を沸かすほどの熱い愛 〔2016〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】銭湯を営んでいた主人公双葉は、夫の失踪があり、銭湯は休業中だ。代わりにパン屋店員で生計を立てていたが、ある日双葉が倒れ、末期ガンを宣告される。双葉は、余命2~3ヶ月でやり残したことをやり遂げようとする。

湯を沸かすほどの熱い愛

何か迷いごとに悩んでいる方には見てほしい作品

・中野監督が宮沢りえにダメ元でオファーをしたところ快諾してもらい、制作した映画。

・はじめにガン宣告されることで、すでに結末は見えているような感じですが、見終わった後の多幸感には、宮沢りえの演技も含め、感動できる映画です。

・また、娘役の杉咲花には、驚異的な表現力があり、彼女を見られたこともこの作品の魅力です。

・本当の母親を探す旅ということはあえて告げず、中盤でとある食堂へ向かいます。この時に娘にはじめて真実を話します。そして実母との再会の演出がとんでもなく素晴らしい演出になっています。

・風の吹く駐車場なのに全くの無音を演出し、字幕だけでお互いの思いを語らせます。このシーンには鳥肌が立つほどの演出がなされており、ガツンとやられた感じがあります。

・このシーンから急激に物語は進み、題名を表すかのような、熱い愛が繰り広げられます。

・中野監督は、本作が劇場映画初監督ですが、卓越した描写に素晴らしい以上の言葉が見つかりません。

・何か迷いごとに悩んでいる方には見てほしい作品です。


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