作品紹介
【監督】アレハンドロ・ロハス/フアン・セバスティアン・バスケス
【脚本】アレハンドロ・ロハス/フアン・セバスティアン・バスケス
【出演】アルベルト・アンマン/ブルーナ・クッシ/ローラ・ゴメス/ベン・テンプル
【個人的評価】★★★★☆
【あらすじ】アメリカへの移住を目指すスペイン人夫婦は、ニューヨーク経由でマイアミへ向かう。しかし、ニューヨークの空港で入国審査を受けることになり、次第に不穏な空気が漂い始める。長時間の待機の末、保安検査官による厳しい質問や荷物検査が始まり、やがて夫婦は別々の部屋で尋問を受けることになる。
シンプルな設定だからこそ内容がわかりやすく
アレハンドロ・ロハス監督は、TVドキュメンタリー作品などを手掛け、2015年頃より短編映画も制作しています。2025年「入国審査」で初の長編映画を制作しており、今後が期待できる監督です。
アルベルト・アンマンはアルゼンチンの俳優で、2009年『プリズン211』で抜擢され、スペイン俳優組合賞、ゴヤ賞で新人男優賞を立て続けに受賞しています。その後もテレビ映画を始めとした作品に出演している俳優です。
物語は、アメリカに移住を使用としているスペイン人夫婦がニューヨークで入国審査を受けることになり、なかなか入国ができない展開となっていくストーリーです。
序盤は、アメリカへの移住を目指す夫婦が空港へ向かい、飛行機に乗り込むところから始まります。スペインからアメリカへ向かい、ニューヨークを経由してマイアミへ移動するという、ごく一般的な海外渡航のように物語は進んでいきます。
ニューヨークで入国審査を受けようとしたところから、少しずつ雰囲気が変わっていき、最初は通常の入国確認のように見えた内容が、質問や確認が進むにつれて、どこか不穏な空気が漂い始め、トランジットのために空港内で待たされることにもなります。
5時間待つ間は、携帯電話での通話もできず、食べ物も飲み物も買えない場所で待たされたことで多少ストレスになってきます。
5時間に保安検査官による荷物検査が始まりますが、検査官の態度にも多少の威圧感があり、単なる確認というよりも、何か問題があるのではないかと疑われているような雰囲気で、さらに検査犬まで登場し、夫婦が何かを隠しているのではないかという疑念を感じさせる展開になっていきます。
序盤以降は、夫婦と保安検査官との尋問が密室で行われ、移住ビザの取得に関して二人も交際や過去の恋人などを色々と聞かれ、二人は別室に分けられます。
ここまでが中盤で、質問と対話だけでテンポの良い展開となっていきます。
登場人物が少ない中で夫婦視点で物語が展開されるのでわかりやすい内容です。
保安検査官から質問攻めとなっていくので、イライラ感が募る展開で 主人公に感情移入をするような感じなので、この状況に尋問されていることに感情を乱されていきます。
シンプルな設定だからこそ内容がわかりやすく、会話劇がうまく成り立っている作品で、オチがちょっと弱い気もしますが、75分程度の内容でサクッと観られる作品です。
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