作品紹介
【監督】マリア・シュラーダー
【出演】キャリー・マリガン/ゾーイ・カザン/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターは、ニューヨーク・タイムズ紙の記者。大物映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタインの性的暴行事件について調査をしていく。
事実でありながらも、実際の現場は当人同士以外わからないところではあるので
マリア・シュラーダー監督は、1989年「RobbyKallePaul」で初映画監督をし、1999年「Aimée & Jaguar」で第49回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞しています。2000年に、第50回ベルリン国際映画祭の審査員を務めています。
キャリー・マリガンは、イギリスの女優で、2004年に舞台でデビューをし、2005年「プライドと偏見」で映画初出演をしています。2009年「17歳の肖像」で英国アカデミー賞 主演女優賞を受賞し、アメリカ アカデミー賞で女優賞にノミネートされています。
物語は、2017年に掲載されたニューヨーク・タイムズ紙の性的暴行報道の経緯を描いたストーリーです。
序盤から、1992年のアイルランドで犬の散歩中に映画の撮影市営るシーンを見かけるところから始まります。そこから、スタッフとして仕事に参加しますが、急に泣きながら女性が走り去るシーンに変わります。
さらに、2016年のニューヨークに舞台がかわり、ニューヨーク・タイムズに訪れる一人の女性が描かれ、とある事件を公表するか迷っている話となります。
そのときに何が起こったのかは詳しく描かれていませんが、おおよそ予想はでき、本作は、映画業界で起こった性的暴行についての問題を追求している作品です。
本作は事実に基づいて制作はされていますが、ドキュメンタリーではなく、あくまで創作として制作されています。
性的問題を告発したことで、便が封書で送られたりと嫌がらせを受けたりしますが、世の中の歪みを序盤から感じさせられます。
嫌な気分になる作品ではありますが、女性が弱者として解釈されるところもあり、むしろ、性差別によって弾圧されてる女性の気分がわかるような作りになっています。
確かに女性は弱者として扱われる社会では、女性はなにも言うことができず、
中盤でホテルの廊下のみが描かれている中で、ハーベイ・ワインスタインと女性との会話の演出がありますが、人物が出てこない演出がとても上手いです。
ハーベイ自体が常習的に性的暴行を繰り返していることが関係者からのヒアリングでわかり、実際のシーンがわからないままでも、状況を詳細に語られることで、輪郭がしっかりとしてきます。
ハーベイ・ワインスタインは、2017年の告発記事を発端に、逮捕され、2024年の時点でも収監されているようです。
実話をもとに制作されている作品ではあるので、実際に起ったことが語られているところではありますが、事実でありながらも、実際の現場は当人同士以外わからないところではあるので、その点も踏まえての演出は、絶妙なところにも思えます。
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