【今週公開の新作映画】「ヒットマン(2024)」

作品紹介

【監督】
【出演】/アドリア・アルホナ/オースティン・アメリオ/エヴァン・ホルツマン/レタ/

【あらすじ】主人公 ゲイリー・ジョンソンは、大学で哲学と心理学を教える男性。また、地元警察の捜査に協力していることもあり、おとり捜査で急遽代役を務めることになる。

アクション作品ではないので、リチャード・リンクレイターの会話の妙を堪能したいところ

リチャード・リンクレイター監督は、1988年「It’s Impossible to Learn to Plow by Reading Books」で監督デビューをし、1995年「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」でミニシアター系の映画で人気となります。その後、2001年「ウェイキング・ライフ」で実写をデジタルペインティングした作品を制作し、2003年「スクール・オブ・ロック」では、ミュージカル・コメディの傑作として評価されています。2004年「ビフォア・サンセット」、2013年「ビフォア・ミッドナイト」と、恋人までの距離のシリーズとして続編も好評となり、非常に多彩な作風で器用な監督です。2014年『6才のボクが、大人になるまで。』では、ベルリン国際映画祭 監督賞、第72回ゴールデングローブ賞 監督賞をはじめとして多くの賞を受賞しており、ファンの多い監督です。

グレン・パウエルは、2003年「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」で映画デビューをし、その後、2016年「ドリーム」で注目されます。「トップガン マーヴェリック」「恋するプリテンダー」と今後の活躍が期待できる俳優です。

物語は、哲学と心理学を教えている男性が、ある日警察のおとり捜査の代わりを務めることになり、様々な人や人格になる才能を発揮する。ある日、とある女性が夫を殺害するように依頼され、手助けをしていくうちに恋に落ちていくストーリーです。

リチャード・リンクレイター監督の作品であり、脚本も手掛けています。様々な作風の作品が多いのですが、リチャード・リンクレイター風という言葉に言い表せない不思議な雰囲気があります。

原題も「Hit Man」となりますが、もうちょっとひねりがあると良かったのですが、ベタすぎるタイトルは、ほんのすこしリチャード・リンクレイターらしくない気もします。

基本的にはコメディ感を感じますが、本作は1990年代に実際にあった実話をもとにした作品でもあります。

グレン・パウエルは、三枚目な感じの作品が最近多いような気もしますが、むしろこのくらいのほうが良いのかもしれません。

偽の殺し屋という設定からのストーリー展開が気になるところでもありつつも、アクション作品ではないので、リチャード・リンクレイターの会話の妙を堪能したいところです。

予告編

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