【監督】英勉
【出演】石原さとみ/瀬戸康史/山本裕典/田山涼成/橋本愛/高橋努/染谷将太/高良光莉/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 鮎川茜は、高校で教師をしている女性。学校である男の自殺動画が話題となり、その動画を見た人はすべて死んでしまう呪いの動画だった。
徐々に格闘せざる状況になっていくところはホラーアクション作品的
英勉監督は、「はなぶさつとむ」と読むそうで、CMやテレビドラマ制作を経て、「ハンサム★スーツ」で映画監督デビューをしています。
石原さとみは、2002年「ホ・ギ・ラ・ラ」で映画初出演していますが、2003年『わたしのグランパ』より、石原さとみと芸名を変えています。その後、テレビドラマに数多く出演し、2005年NHK大河ドラマ『義経』では、静御前役として出演しています。映画よりもテレビドラマでの出演が多く、2018年「アンナチュラル」では高い評価を得ています。
瀬戸康史は、2005年にオーディションで準グランプリを獲得し、芸能界デビューをしています。その後、2007年「となりの801ちゃん」で映画デビューをし、2008年『仮面ライダーキバ』の主人公を演じています。映画やテレビ、舞台で活躍する俳優です。なお、2020年に山本美月と結婚をしています。
物語は、学校の教師が、学校内で噂になっているの呪いの自殺動画をめぐり、不可解な事件を謎解いていくストーリーです。
序盤から、井戸の外から中を見て、女性を投げ込むシーンから始まります。
そこからオープニング映像となりますが、このオープニングは、1996年「セブン」の劣化コピーともなり、この時点でだいたいの作品の印象がわかります。
本作は、『リング』『らせん』『リング2』『リング0 バースデイ』のシリーズ5作目で、実際には、『らせん』の続編となっています。さらに、その2013年に「貞子3D2」が公開されていますが、そのときに本作の主人公 茜は亡くなっており、続編の主人公は石原さとみではなくなっています。
全体的には、ホラーで石原さとみの顔芸で楽しむ映画のような印象もありますが、オープニングの流れからも、本作の楽しみ方は特に間違わないとは思います。
染谷将太が出ていますが、意外と印象に残る感じでよいです。
中盤以降に井戸のある場所に行きますが、クリーチャー感のある「らしきもの」が非常に楳図かずお感を感じます。むしろ漂流教室のような感じもします。
石原さとみの顔芸感は序盤から炸裂していますが、廃校で逃げ回るシーンの驚き方はかなりガチなところがあります。
徐々に格闘せざる状況になっていくところはホラーアクション作品的となってきますが、怖がっている様子ながらも、意外と無表情で急所をしっかり仕留めるところなどは、どちらが本性かわからないところがあります。
今回の感想を書いた理由としては、「貞子3D 〜2Dバージョン〜」という若干何をいっているのかわからないくらいのタイトルに惹かれたところではあります。もう一つ気になるのが、「貞子DX」でもありますが、タイトルで興味を惹く手法としては、なかなかなデジタルトランスフォーメーションかと思います。