【日本映画】「湯道(2024)」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】/濱田岳/橋本環奈/小日向文世//クリス・ハート/戸田恵子//朝日奈央/生見愛瑠/吉田鋼太郎//夏木マリ/角野卓造/柄本明/

【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 三浦史朗は、建築家の男性。亡き父の残した銭湯「まるきん温泉」は弟 悟朗が切り盛りしているが、銭湯を辞めてマンションを建設してはどうかと相談をする。

湯道

湯道

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大きな事件やどんでん返しがあるわけではなく、淡々と描かれる「まるきん温泉」を通じての人情物語ですので

鈴木雅之監督は、TVドラマを数多く手がけ、「29歳のクリスマス」「王様のレストラン」「ロングバケーション」「古畑任三郎」「HERO」など、多くのヒット作を手掛けています。1999年「GTO」で映画監督デビューをし、フジテレビ系列のドラマ映画を多く手掛けている監督です。

生田斗真は、11歳よりジャニーズJr.として活動を開始し、NHK教育『天才てれびくん』に、てれび戦士として出演しています。その後、1997年NHK連続テレビ小説『あぐり』で俳優デビューをし、、相葉雅紀、とジャニーズJr.内ユニット・MAINも結成していたが、1999年、嵐のメンバーには選ばれず、俳優に重きを置いた活動をする異色のジャニーズとも言われています。

物語は、建築家の主人公が、亡き父の残した銭湯をマンションに建て替えるように提案をするが、銭湯を楽しみにしている人たちにふれあい、徐々に気持ちが変わっていくストーリーです。

序盤から、お風呂についての考えを述べたような流れで「湯道」の説明があります。

サウナやお風呂など、体を癒やすということでの銭湯が描かれ、「まるきん温泉」での日常が描かれます。そこから、史朗が「まるきん温泉」に訪れ、亡き父のことで弟と話が進みます。

本作は、お風呂の入り方についての講釈が語られるような雰囲気の始まり方がありますが、実際には「まるきん温泉」を巡る人々の関わりあいを描いた内容でもあります。

「昼からビール?」

橋本環奈がビールを用意するのはなんとなく、素の演技なようにしか思えません。

結構な頻度で生田斗真の全裸シーンでおしりが見えますが、SMILE-UP.の俳優としても、かなり挑戦的な感じもします。(※撮影時はSMILE-UP.に所属していましたが、現在は退所しています。)

史朗と悟朗を中心としての人情物語でもあり、多くの人が関わり合う人間模を描いた内容です。

「水分より大切なのは、心の洗濯だ」

終盤は、「まるきん温泉」に集う人々が心の拠り所としてのお風呂という落とし所となり、断片的に描かれてきたキャラクターがまとまり、大団円となっていく展開です。

大きな事件やどんでん返しがあるわけではなく、淡々と描かれる「まるきん温泉」を通じての人情物語ですので、気楽に観るとよいかと思います。

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