作品紹介
【監督】濱口竜介
【出演】ヴィルジニー・エフィラ/岡本多緒/長塚京三/黒崎煌代
【あらすじ】主人公 マリー=ルーは、フランス・パリ郊外の介護施設「自由の庭」の施設長。がん闘病中の日本人演出家・森崎真理と出会う。同じ名前の響きを持つ偶然から交流を深めていく二人だったが、ある日、真理は急に具合が悪くなる。病と向き合うなかで、二人の魂は次第に深く結び付いていく。
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上映時間の長さがどう作用するのかは気になるところです
濱口竜介監督は、「ハッピーアワー」で無名の4人の女性の日常と友情を描いた作品で、世界の映画賞で注目されています。「ハッピーアワー」は、第68回ロカルノ国際映画祭や第37回ナント三大陸映画祭に招待されており、第89回キネマ旬報ベスト・テンではインディーズ映画ながら、3位に選ばれています。その後、「寝ても覚めても」で商業映画監督デビューをしています。「偶然と想像」「ドライブ・マイ・カー 」など、脚本も手掛けている監督です。
ヴィルジニー・エフィラは、ベルギー出身の俳優です。フランス映画界を中心に活躍しており、数多くの映画賞にノミネートされるなど高い評価を受けています。
岡本多緒は、ファッションモデルとして世界的に活躍する一方、映画やテレビドラマなどにも出演している俳優です。海外作品への出演も多く、国際的に活躍しています。
原作は、哲学者の宮野真生子と人類学者の磯野真穂による往復書簡『急に具合が悪くなる』です。実際の闘病経験や思索をもとにした著作だけに、単なる感動作ではなく、人間の存在そのものを見つめる作品になりそうです。
物語は、介護施設を運営するフランス人女性と、がんと向き合う日本人演出家との交流を通して、生きることや死、そして人と人とのつながりを描いた作品です。
予告編を見る限りでは、派手な展開よりも人物同士の対話や感情の変化を丁寧に積み重ねていく作品という印象があります。
また、本作は第79回カンヌ国際映画祭でヴィルジニー・エフィラと岡本多緒が女優賞をダブル受賞しており、公開前から高い評価を集めています。岡本多緒にとっては、日本人初の快挙となっています。
一方で、上映時間は196分とかなり長く、濱口竜介監督らしいじっくりとした作風が、観る人によっては好みの分かれる部分になりそうです。
個人的には、濱口竜介監督らしい濃密な人間ドラマになりそうで期待していますが、約3時間を超える上映時間が作品全体にどう作用するのかは気になるところです。
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