【監督】内藤瑛亮
【出演】佐津川愛美/植原星空/伊礼姫奈/竹財輝之助/
【あらすじ】主人公 萩乃は、中古の一軒家に引っ越してきた3人家族。ある日、自宅に少女「ちーちゃん」が現れ、家庭の中に入ってくる。
押見修造作品に興味のある人には良いのかも
内藤瑛亮監督は、自主映画を多数制作し、2012年「先生を流産させる会」で長編映画監督デビューをしています。その後、監督・脚本で映画を制作しながら、テレビドラマ作品を制作している多才な監督です。
佐津川愛美は、2005年『蟬しぐれ』で映画初出演をし、第48回ブルーリボン賞助演女優賞にノミネートされています。2007年『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』でも評価を得ており、以降、非常に多数の映画に出演をしています。テレビドラマにも出演をしており、映画、テレビ、舞台、声優と幅広い活躍をしている女優です。
物語は、中古の一軒家に引っ越してきた3人家族が、とある少女の出現をきっかけに様々なトラブルが起こり始めるストーリーです。
本作は、2011年にインターネットの匿名掲示板で話題となった出来事をモチーフにしたオリジナル脚本作品です。
「ちーちゃん」のキャラクターデザインは漫画家の押見修造が手掛けており、漫画として「週刊ヤングマガジン」で連載されています。
内藤瑛亮監督作品は、ホラーやサスペンスの作品が多く、本作の同じようなジャンルの作品でもあり、演出面では、さほど不安感はないです。
R15+指定というところもあり、広くおすすめするような内容ではないのですが、押見修造がキャラクターデザインをしていることからもわかるように、押見修造作品に興味のある人には良いのかもしれません。
必ずしもハッピーエンドと言うわけではなさそうなので、気楽に観るというよりも、この系統のジャンルと、作風が好きな人には良いのかと思います。