作品紹介
【監督】マーク・マリオット
【脚本】デイヴ・ボイル/藤谷文子
【出演】井浦新/ゴヤ・ロブレス/藤谷文子/ロビン・ワイガート/國村隼
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 坂井英輝は、東京の大手食品商社で働き、経営不振に陥ったモンタナ州の牧場を立て直すため、和牛ビジネスを立ち上げようとアメリカに向かうが、効率や合理性を重視する英輝の考え方は、昔ながらのカウボーイ文化を大切にする現地の人々と異なっていた。
可もなく不可もなくというのが正直なところ
マーク・マリオット監督は、1989年『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』で現場見習いで参加し、その後、1995年「Short Order」でアンリ・ラングロワ国際映画祭でカナルプリュス賞を受賞しています。以降、ドキュメンタリーやリアリティ番組などを手掛けている監督です。2023年「東京カウボーイ」で長編映画初監督をしています。
井浦新は、大学時代にスカウトされモデル「ARATA」として芸能界入りし、1998年には、独自のブランド「REVOLVER」を立ち上げています。1999年「ワンダフルライフ」で映画初主演をし、その後2002年『ピンポン』で人気を得ています。2005年には「メガネ男子」で「好きなメガネ男子」1位となっています。
物語は、日本で仕事をしていた男性がアメリカに渡り、そこで、カウボーイ文化に関わることで、文化の違いを理解していくストーリーです。
序盤は、日本での物語となりますが、そのあと、アメリカに渡り、モンタナで現地に駐在します。東京のビル群とモンタナの大自然という対比も分かりやすく、スーツ姿の井浦新が広大な牧場にいるというところも、独特なところがあります。
地のカウボーイたちとのコミュニケーションに苦労しながら、少しずつ距離を縮めていくあたりは、本作の中でも楽しめるところですが、いまいち淡々としているところがあり、物足りなさもあります。
テーマそのものは非常に分かりやすいのですが、「都会の合理主義から離れて、人とのつながりや自然の大切さに気づく」ところが多少ありきたりな感じもします。
そのため、物語が進んでいく中でも「こういう話になるんだろうな」という予想を大きく裏切るような展開は少なく、良くも悪くも安心して観られる作品という印象でした。
派手な展開や強烈なドラマを期待するのではなく、モンタナの美しい風景を眺めながら、ゆっくりと登場人物たちの変化を楽しむ映画としては、可もなく不可もなくというのが正直なところです。
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