【洋画】「TOVE/トーベ〔2022〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】1944年のヘルシンキが舞台。主人公 トーベ・ヤンソンは、戦争の中で爆風に巻き込まれた建物をアトリエにて暮らし始める。型破りな彼女の生活から彼女自身の表現を見出していく。

TOVE/トーベ(字幕版)

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アルマ・ポウスティ, クリスタ・コソネン, シャンティ・ローニー, ヨアンナ・ハールッティ, ロベルト・エンケル
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ポスターの印象とはちょっと異なる作品

・ザイダ・バリルート監督は、フィンランドの映画監督で、2009年「Last Cowboy Standing」で長編映画監督デビューをしています。

・アルマ・ポウスティは、フィンランドの女優で、2004年「Fling」で映画デビューをしています。その後、コンスタントに映画出演をしています。

・物語は、ムーミンの海の親でもある トーベ・ヤンソンの半生を綴った自伝的映画です。

・序盤から、1944年のヘルシンキに住むトーベが描かれます。

・戦争で色々と破壊された街のなかでも自分のしたいことをして生活しており、トーベ・ヤンソン自体の性格などがわかります。

・ムーミンのイメージとは異なり、自由な生活を選びながら、その中で不倫や同性愛の片鱗も描かれていきます。

・もともと画家を志していたところがあり、なかなか画家として芽が出ない中、落書きをしていたムーミンが彼女の代表作となっていきます。

・ただし、本作は、ムーミンの表面的なイメージとは異なる内容であり、ファンタジックな演出とかではないです。

・ムーミン自体も実際には哲学的な言葉が散りばめられており、幻想的な平和なイメージだけではないことがわかります。

・本作は、ムーミンの物語ではなく、作者のトーベ・ヤンソンの自伝でもあり、彼女自身の自由な生き方を描いたところがあります。

・「人生は素晴らしい冒険よ、寄り道しなきゃ」

・103分という時間ながら、ちょっと長いような気もしますが、ムーミンの世界観ではなく、あくまで、作者トーベ・ヤンソンを知ることのできる作品です。

・ポスターの印象が、ちょっとポップなイメージなので、楽しそうに見えますが、このポスターの印象とはちょっと異なる作品かもしれません。

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