作品紹介
【監督】マット・リーヴス
【出演】ロバート・パティンソン/ゾーイ・クラヴィッツ/ポール・ダノ/ジェフリー・ライト/ジョン・タトゥーロ/ピーター・サースガード/アンディ・サーキス/コリン・ファレル/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 ブルースは、両親を殺された過去を持つ青年。街の有力者が標的となる連続殺人事件が発生し、その犯人が、知能犯で有名なリドリーが名乗る。事件の解決と巨悪と対峙していき、ブルースはそのことでバットマンになろうとする。
中盤までの謎解き要素があるので、初見では意外と時間が長いとは思わせさせないところはあります
マット・リーヴス監督は、TVドラマの監督などを経て、1996年『ハッピィブルー』で長編映画デビューをしています。その後、2008年『クローバーフィールド/HAKAISHA』を監督しています。
ロバート・パティンソンは、2004年『ニーベルングの指環』でテレビ映画デビューをし、2008年『トワイライト〜初恋〜』で人気となっています。2020年『TENET テネット』では、主人公を助けるキーマンとして出演しています。
ゾーイ・クラヴィッツは、父親はミュージシャンのレニー・クラヴィッツ。2007年『幸せのレシピ』で長編映画デビューをし、その後、様々な作品に出演し、モデルとしても活躍しています。
物語は、主人公が街にはびこる悪と対峙していくために、バットマンとなっていく姿を描いた作品です。
本作は、2作の続編が計画されており、スピンオフの前日譚テレビシリーズが検討されているようです。
とある事件の手がかりを追っていきますが、バットマンの衣装を装着しながら捜査するところはコント感がありますが、謎解き自体は面白いです。
「俺を知ってるか?」
バットマンのコスチュームで言うセリフもコント感がありますが、本作は真面目に演出しているようで、なんとなく、バットマンのコスチュームを現実社会に違和感ないようになじませようとはしていない感じがあります。
バットマンといえばバットモービルも毎回気になるところですが、本作では普通の自動車に寄せてはいます。
カーチェイスの緊迫感はちょっと演出的に物足りないのですが、追い詰めた後、追跡者を横転させて、その状態からゆっくりと歩いてくるバットマンには、正義の味方感というよりも、やはりヒール的な印象はあります。
いつの間にか悪役的な要素のあるバットマンイメージがついていますが、これはクリストファー・ノーラン版のバットマンの成功が非常に強く、本作も、シリアスなダークストーリーが主となるので、もう少し違うアプローチでも良かった気がします。
とはいえ、バットマン自体が物語を進めていくしかない点もあり、バットマンではない人物が物語の中心とならなければ、新機軸のバットマンを作るのは難しいように思います。
正体を明かせない主人公が素性を明かさないまま物語を進めていくにはやはり問題はあります。
「俺は復讐だ」
中盤では、キャット・ウーマンとの会話もありますが、この関係性というところはちょっと違うかなぁとも思います。
キャット・ウーマン自体は今までの作品の中でもかなり魅力あるキャラクターとなっていますが、あまり恋愛要素的なところを出さなくても良いのかなぁとはおもいます。
本筋としては、サスペンス・スリラーとし物語が描かれていくの、バットマンである必要がちょっと感じにくいところもあります。
ビルから降下するシーンではなかなかな強靭なところはありますが、これもバットスーツの恩恵と考えれば良いです。とはいえ、その速度感からの無事な着地もちょっと違和感はあります。
リアリティを追求している点を考えれば、リアルさとコミックのコスプレ感の喰い合わせに味のちぐはぐ感は感じてしまいます。
「コウモリとネコ、いい感じじゃない?」
「最高危険度の謎解きサスペンスアクション」という触れ込みには間違いのない作品ではありますが、本作以降の続編はすでに検討されており、MUC的に「ジョーカー」や「ダークナイト」の世界観の融合等もあり得るのかなぁとも思えます。
バットマンの作風がある程度偏りを感じてしまうところもあり、その点については、ノーラン版バットマンの印象をどこで払拭するかが、今回のシリーズのポイントかもしれません。
176分という上映時間はちょっと長いなぁと思うのですが、中盤までの謎解き要素があるので、初見では意外と時間が長いとは思わせさせないところはあります。
予告編
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