【監督】荻上直子
【原作】群ようこ
【エンディングテーマ】井上陽水「クレイジー・ラブ」
【出演】小林聡美/片桐はいり/もたいまさこ
【個人的評価】★★★★☆
【あらすじ】フィンランドのヘルシンキを舞台に「かもめ食堂」を通じて描かれる人間模様。
なにも起こらないストーリーの中に、非常に自然で核心をつく台詞
・個人的2006年ベスト映画となりうる映画。
・「かもめ食堂」を通じて描かれる人間模様の映画ですが、かといってリアルな人間模様ではない。
・ということで、荻上直子初監督作品『バーバー吉野』でただならぬ何かを感じて追いかけたことに間違いがなかった。
・とにかく素晴らしい。
・まず。3人の役者のコンビネーションは抜群だ。色使い、ファッションもおしゃれだ。特に、もたいまさこの年齢でも小気味よいファッションがあるのだ。
・なにも起こらないストーリーの中に、非常に自然で核心をつく台詞のちりばめ方が絶妙だ。
・地味に「ガッチャマンの歌詞」はわかる。
・トンミ・ヒルトネンは胡散臭いと思ったが、最後にはそれを感じさせない。かもめ食堂オーナーの人柄がそうさせたのだろうか。しかし珈琲永久無料の特権はすごい。毎日のように利用するよなぁ。
・かもめ食堂に行ってみたい。シナモンロールは旨そうだ。それ以前にほとんどの料理がうまそうだ。
・「コーヒーは自分で入れるより人に入れてもらった方がうまいんだ」
・ともかく、荻上直子次回作に期待。