【日本映画】「青くて痛くて脆い〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】/茅島みずき/光石研/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 田端楓は、コミュニケーションが苦手な大学生。ある日、理想論を掲げる空気を読めない発言をする 秋好寿乃と出会う。世界を変えるために、サークル「モアイ」を立ち上げるが、寿乃はいなくなってしまう。徐々に目的が変わってきた「モアイ」を再び変えようとする。

とりあえず「青くて痛くて脆い」ということに引っかかりを覚える作品

狩山俊輔監督は、ドラマや映画の演出を行っており、2010年「Q10」、2013年「泣くな、はらちゃん」、2016「奇跡の人」など話題作を多く手掛けています。

吉沢亮は、2009年『アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン』でRight-on賞を受賞し、俳優として2010年舞台『BLACK PEARL』で出演し、2013年『ぶっせん』でドラマ初主演をしています。『リバーズ・エッジ』『なつぞら』などに出演し、2021年NHK大河ドラマ『青天を衝け』では、主役の渋沢栄一役を務めます。

杉咲花は、子役として芸能界に入り、一時期芸能界を離れるが、中学生になり再び女優を目指、2011年「ドン★キホーテ」でドラマ初出演をし、以降ドラマや映画に出演しています。個人的には非常に表現力がある素晴らしい女優かと思います。

原作は、住野よるの小説で、『君の膵臓をたべたい』など評判のある作品を執筆しています。

主題歌は、BLUE ENCOUNT「ユメミグサ」となっています。

物語は、コミュ力のない大学生が、空気の読めない理想家の女性と出会い、そこで立ち上げたサークル「モアイ」で活動をしますが、徐々に当初の目的が歪んでいき、本来目指していたことに気づく。

序盤は、楓と寿乃が大学で出会う展開となり、そこで、突飛な思想の寿乃に徐々に惹かれていくことになっていきます。

恋愛ストーリーのようにも見えますが、中盤からは、そのような展開よりも、ちょっと違う印象を受けます。青春の青臭さがかなり多いのですが、これはコレで題名の「青くて痛くて脆い」がまさしくそのことになっています。

杉咲花の演技は過剰なようにも見えながら、それでも自然な感じがあるのがなんか特殊な気がします。森七菜が弾き語りをしていますが、なんとなくうまいのか下手なのか絶妙な印象があります。

大学のサークルとはこんな感じなのかなぁとは思うのですが、10人を超えるとさすがにまとめるのに収拾がつかなくなるのかなぁとは思います。そんなサークルに対して芽生えるもともとの意思の違いから、とあることを起こして行きますが、結局のところ「青くて痛くて脆い」という要素をまさしく表していくところになります。

大学でサークルやグループにいた人には刺さってくる内容かとは思いますが、アオハルはこんなものだよなぁと思わせてしますところがあります。

118分という時間ですが、起伏が大きな作品でもないので、多少退屈な印象もあります。

サクッと観るにしても、とりあえず「青くて痛くて脆い」ということに引っかかりを覚える作品かと思います。

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