【日本映画】「はるヲうるひと〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/駒林怜/太田善也//佐藤二朗/
【個人的評価】

【あらすじ】場所はとある島。ここでは閉塞感のある環境で、ここで一生を過ごし、女性はこの島で売春を行っている生活を送っていた。

はるヲうるひと

はるヲうるひと

山田孝之, 仲里依紗, 向井理, 坂井真紀, 佐藤二朗
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万人にはおすすめできないのですが、佐藤二朗のちょっと違う一面が観られる映画

・佐藤二朗監督は、広告代理店で仕事をしながらも、劇団ユニット「ちからわざ」を旗揚げし、その後、劇団「自転車キンクリート」にも入団しています。1983年「アイコ十六歳」で映画デビューをし、テレビや映画などヒトクセある雰囲気のある俳優です。

・山田孝之は、1999年『サイコメトラーEIJI2』で俳優デビューをし、2003年『WATER BOYS』でテレビドラマ初主演をしています。2005年『電車男』で映画初主演をし、その後ヒトクセある性格俳優として、様々な作品に関わっています。

・仲里依紗は、小学館『ちゃお』の「ニーナをさがせ!!モデルオーディション!!」で特別賞を受賞し、芸能界入りしています。2006年『時をかける少女』で声優を行い、2010年には、実写版『時をかける少女』の主演を演じています。2006年「アイランド タイムズ」で映画デビューをしており、テレビドラマや映画で活躍をしています。個人的にはこの独特な声質がツボではあり、女性らしさがあるものの、どこか芯のある感じが良いです。

・原作は佐藤が主宰する演劇ユニット「ちからわざ」で2009年に初演した同名舞台劇です。

・物語は、架空の売春島で暮らす人々の物語で、置屋「かげろう」を営む真柴家の長男と次男と長女とその周辺の人を中心したストーリーです。

・色々とモヤモヤするところはありますが、なかなか重たい内容の映画です。

・仲里依紗のよっぱらいの演技はうまいとは言い難いです。

・佐藤二朗が普段のテレビ番組の雰囲気と違い、かなりヒドイ感じの役を演じていますが、それはそれで良いのかもしれません。

・中盤で佐藤二朗と山田孝之の対話シーンがあります。2人だけの対話となりますが、なんというか、独特な空気感があり、なんとなく凄みのない中で、凄みを感じます。

・言っていることが伝わらないと思いますが、佐藤二朗の独特の存在感がそうしているのかもしれません。

・家族と家族ではない人の同居生活を描いているのですが、その内容としての束縛感を感じてしまい、感情の拠り所を探すのが大変な作品でもあります。

・むしろ、感情移入できる登場人物はいないといってよいので、山田孝之・仲里依紗・佐藤二朗をみる映画と考えるのが良いです。

・万人にはおすすめできないのですが、佐藤二朗のちょっと違う一面が観られる映画です。

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  • 作者:佐藤二朗
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