【今週公開の新作映画】『藁にもすがる獣たち』2026年9月25日公開情報と私感

作品紹介

【監督・脚本】城定秀夫
【脚本】小林靖子
【出演】鈴鹿央士/成宮寛貴/森七菜/MEGUMI/前田旺志郎/二ノ宮隆太郎/青木マッチョ/岩松了/小手伸也/風吹ジュン

【あらすじ】主人公 佐藤寛治は、チャンネル登録者数2桁の弱小大学生YouTuber。アルバイト先のネットカフェで客が置き忘れたボストンバッグを発見し、1億円の現金の入ったバッグを思わず持ち去ったことをきっかけに騒動になっていく。

公式サイト

予告編で東映と書かれた自動ドアを壊すところはなかなか意味深

城定秀夫監督は、ピンク 映画やオリジナルビデオで助監督を務め、2003年『味見したい人妻たち』で映画監督デビューその後もピンク映画のみならず、多彩な作品を送り出している監督です。

鈴鹿央士は、『先生!、、、好きになってもいいですか?』の映画の撮影時にエキストラ参加していたところ、広瀬すずの目に止まり、スカウトされています。その後、2018年「第33回 MEN’S NON-NO 専属モデルオーディション」でグランプリを獲得し、2019年『蜜蜂と遠雷』で映画初出演しています。その後映画やテレビなど幅広い活躍をしている俳優です。

成宮寛貴は、2000年の宮本亞門演出の舞台『滅びかけた人類、その愛の本質とは…』で俳優デビューをし、2001年『溺れる魚』で映画初出演をしています。その後、2012年テレビドラマ『相棒』の3代目相棒・甲斐享役で出演したりと、テレビや映画で活躍をしていましたが、2016年に芸能界を引退しています。2024年に芸能界復帰が話題となり、2025年『死ぬほど愛して』で配信ドラマに出演しています。

森七菜は、中学3年の時にスカウトされネスカフェのWebCMに出演後、2017年「東京ヴァンパイアホテル」で女優デビューをし、その後、2019年、岩井俊二監督作品「ラストレター」に出演し主題歌「カエルノウタ」を歌い歌手としても活躍しています。

物語は、大学生の弱小YouTuberの主人公が、アルバイト先のネットカフェで1億円の入ったバッグを持ち去ったことで、様々な人から追われていくストーリーです。

城定秀夫監督は、本作で監督と脚本を担当し、東映プログラムピクチャーへのオマージュを意識した娯楽映画を目指したことを語っています。また、小林靖子も脚本に関わっており、近年は『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』や『岸辺露伴は動かない 懺悔室』など実写映画で活躍しています。

原作は曽根圭介の同名小説で、2021年には韓国でも映画化されています。今回の日本版では、原作をベースにしながらも大きく内容を変えるオーダーがあったことを脚本の小林靖子が明かしており、原作を知っている人にとっても違った楽しみ方ができる作品になっているのかもしれません。

あらすじでは、「1億円を奪い合う」という展開ですが、、1億円をきっかけにそれぞれ別々に存在していた登場人物たちの人生がつながっていくところにありそうです。

「ループ型ノンストップ・サスペンス」と紹介されていることもあり、1人の人物の物語だけを追うのではなく、複数の登場人物を通して同じ大金の行方を追っていくタイプの作品に思われます。

1億円という非常に分かりやすい欲望の対象を中心にしているため、サスペンスとしての緊張感だけでなく、登場人物たちの少しコミカルな部分も楽しめる作品になっていると思われ、複数の人物が絡み合う作品では、登場人物が増えるほど物語を整理して見せられるかどうかが気になります。

城定秀夫監督としては、意外と珍しい系統の作品でもあり、新たな城定秀夫監督の作家性がみられるのかもしれません。

予告編で東映と書かれた自動ドアを壊すところはなかなか意味深だなぁと思います。

予告編

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