作品紹介
【監督】中村和宏
【出演】江口のりこ/中条あやみ/松尾諭/中村ゆり/中林大樹/駿河太郎/紅壱子/久保田磨希/浜村淳/後野夏陽/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 近松優子は、理不尽なリストラに遭い、尼崎の実家に戻ってくる。そこで、バラバラだった家族が徐々に結束が生まれていく。
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兵庫県尼崎市という土地柄の印象はあまり強くないのですが
中村和宏監督は、ドラマやドキュメンタリーの制作を行い、2018年『女子高生探偵あいちゃん』で映画監督デビューをしています。
江口のりこは、映画女優を目指し、劇団東京乾電池の研究生となっています。その後、2002年『金融破滅ニッポン 桃源郷の人々』で映画デビューをしています。テレビや映画に幅広く活躍している女優です。
中条あやみは、イギリスと日本のハーフで、14歳のときにスカウトをされ、モデルデビューをしています。2012年に『東京ガールズコレクション 2012 SPRING/SUMMER』でモデルとして参加し、2012年『黒の女教師』でテレビドラマデビューをしています。その後、2014年『劇場版 零 ゼロ』で映画初主演を務め、テレビや映画で活躍する女優です。
物語は、主人公がリストラで実家に出戻りをしてくる。父親は、娘よりも若い子と再婚をし、そこで不和が起こりながらも、家族の結束が強くなっていくストーリーです。
あまろっくとは、尼崎市にある船舶が通行できる閘門であり、「尼ロック」の名称で呼ばれています。また、水害被害で海水が流れ込んでくるのを防ぐ役割にもなっています。
主人公は、江口のりこではあるのですが、それだけではやはりもうちょっと足りないところがあり、中条あやみと笑福亭鶴瓶がきっちりと存在感を持っています。
コメディっぽい方向性であればよいのですが、どちらかといえば、普通のドラマでもあり、前半と後半でも作品の印象がちょっと異なります。
仏頂面な状況が江口のりこに続くところもあるので、ここに、もう少しみやすさがあっても良かったのかもしれません。
「人生に起こることはなんでも楽しまな」
父親役の笑福亭鶴瓶が抑えどころでもありますが、内容自体はストレートな家族愛的なところでもあるので、非常にわかりやすくなっているのです。
兵庫県尼崎市という土地柄の印象はあまり強くないのですが、関西である理由は感じます。