【監督】新城毅彦
【出演】高橋恭平／畑芽育／板垣李光人／莉子／曽田陵介／中島瑠菜／箭内夢菜／鈴木美羽／
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 如月真綾は、人生はつの告白で振られてしまった女子高生。失恋で落ち込んでいるところに、学校一のイケメンの千輝彗に「片想いごっこ」を提案される。
とにかく、一周回ってラブコメディを楽しむ映画であり、新城毅彦監督の作品であることを思えば、特段違和感なく観られるのかと
新城毅彦監督は、『あすなろ白書』や『イグアナの娘』などのテレビドラマの制作を数多く行い、2006年「ただ、君を愛してる」で長編映画監督デビューをしています。その後、コンスタントに映画やテレビドラマを手掛け、特に少女漫画原作の作品を得意としています。廣木隆一、三木孝浩とともに「胸キュン映画三巨匠」とも呼ばれています。
高橋恭平は、2014年にジャニーズ事務所に入所し、2018年になにわ男子のメンバーとなっています。2019年「絆のペダル」でドラマ初出演をし、2023年「なのに、千輝くんが甘すぎる。」で映画初主演をしています。
畑芽育は、2014年にPocchimoのメンバーとしてデビューをし、活動をしていましたが、2015年に解散をしています。テレビには2011年頃から、子役として出演をし、多数のドラマに出演しています。2019年「その瞬間、僕は泣きたくなった -CINEMA FIGHTERS project-「Ghosting」」で映画デビューをし、映画やテレビドラマ、舞台と活動の幅を広げている女優です。
本作の原作は、亜南くじらの漫画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」で、2017年から連載開始で、現在も続刊中です。
物語は、失恋をしてしまった主人公の女子高生が、学校一のイケメンに「片想いごっこ」を提案され、好きになってはいけない約束で「片想いごっこ」をしていくストーリーです。
序盤から、真綾が片思いをしていた男子生徒に告白をしますが、見事に振られてしまいます。
その失恋から立ち直るために、学校一の千輝彗に「片思いごっこ」を提案されます。この時点で色々フラグが立っているのかと思いますが、本作は漫画原作でもあるので、ある意味夢見がち的な展開で進んでいきます。
「水族館の魚より如月さんの顔を見ていたいから」
千輝くんのこの言葉自体コント感がありますが、本作は、そういう作品ですので、むしろそのコント感を楽しむ作品です。
「い、いま間接キス？」
いちいちカップルや恋愛ということに過剰反応するところは、ある意味コントですが、主人公 真綾のピュア感が一周回ってコントとは違う次元として観られるのかと思います。
「帰ろう、真綾」
そもそも、片思いの定義的にどうなんだろうと思うけど、これは、なにわ男子の高橋恭平がメインの物語というところで、全然良いのかと思います。
「消毒、オレ以外の男に触らせないで」
中盤で多少物語に変化をつけてくるのも、あるあるな展開ですが、そもそも、物語の流れが前半と後半できっちり別れている感があります。
「さっきのハグも、キスも、ごっこで、本気じゃない」
とにかく、一周回ってラブコメディを楽しむ映画であり、新城毅彦監督の作品であることを思えば、特段違和感なく観られるのかと思います。
「上書き、完了しました」
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