【洋画】「コーダ あいのうた(2022)」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 ルビーは、海辺の街で両親と兄で暮らす高校生。ルビー以外の家族は全員耳が聞こえず、ルビーだけが家族で耳の聞こえる子だった。そのため、稼業の漁業などを手伝いながら暮らしていた。

コーダ あいのうた(吹替版)

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終盤、学校のコーラス発表会でとある演出があります。この演出は家族の視点に着目した素晴らしい演出

シアン・ヘダー監督は、2006年「Mother」で短編映画を制作し、評価されています。2016年「タルーラ 〜彼女たちの事情〜」で長編映画監督デビューをしており、2022年「コーダ あいのうた」では、アカデミー賞 作品賞 脚色賞 助演男優賞の3部門を受賞しています。

エミリア・ジョーンズは、2011年「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」で映画デビューをしており、テレビや絵がで活躍しています。2022年「コーダ あいのうた」第75回英国アカデミー賞の主演女優賞にノミネートされており、今後の期待できる俳優です。

本作は、2014年のフランス映画「エール!」のリメイクとなっています。

出演している俳優は、実際に聴覚障がい者であり、耳が聞こえないながらも、非常に巧みな演技をしています。

物語は、主人公の高校生が、耳の聞こえない家族のために生活を助けながら暮らしていくが、歌の才能のあった主人公が家族と自分の夢との間で悩みながらも、問題を乗り越えていくストーリーです。

序盤から、耳の聞こえない家族の生活が描かれます。

家族との会話は手話となるので、普通の作品とはちょっと異なる印象があります。

中盤までは、家族のことを描いていく内容となりますが、徐々にルビー自身の抱える問題や家族との関係で悩んでいく展開となっていきます。

「生まれてずっと通訳の役目を、もう疲れたわ」

「私は歌うのが好き」

耳が聞こえないことで漁業の操業に問題が起こります。

学校に進学したい気持ちと家族の耳の聞こえない問題に亀裂が入り始めます。

「私と違って勇気があるもの」

本作の中心は、ルビーのように見えますが、実際には家族が中心であり、その関係性の繋がりが重要となってきます。

終盤、学校のコーラス発表会でとある演出があります。この演出は家族の視点に着目した素晴らしい演出であり、このシーン以降、本作の家族としての今までの状況を一気に感動に積み上げていく感があります。

そもそも、耳の聞こえない家族が、ルビーの歌う歌をどのように感じ取るのか。その伝えたくても伝えられないことを、伝えてしまうところは、意表をつかれますが、演出が見事でもあり、この終盤の展開のすべてが素晴らしいところになります。

家族を描いている作品であり、聴覚障がい者を取り扱っていますが、そこに問題があるわけではなく、一つの家族の抱える生活とそこで夢を叶えていく姿に感動を覚えるところがあります。

終盤の演出が見事なところもあり、その演出をしっかりとみてほしい作品ではあります。

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