【日本映画】「劇場版 おいしい給食 卒業〔2022〕」を観ての感想・レビュー


【監督】綾部真弥
【出演】市原隼人/土村芳/佐藤大志/勇翔/山﨑玲奈/田村侑久/登坂淳一/いとうまい子/直江喜一/木野花/酒井敏也/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 甘利田幸男は、黍名子(きびなご)中学の教師。彼は、学校給食がなによりの楽しみであり、学校給食のために日々教師生活を送っていた。

もうこれは「孤独の先生、給食グルメ」で良いです

綾部真弥監督は、園子温監督に師事をし、助監督として多くの作品に参加しています。2015年『人狼ゲーム クレイジーフォックス』で映画監督デビューをし、以降は、テレビドラマや映画など、幅広く活躍しています。

市原隼人は、小学5年生のときにスカウトされ、芸能界デビューをしています。最初の仕事は日清食品「スパ王」です。2001年『リリイ・シュシュのすべて』で映画デビューをしています。2004年『WATER BOYS2』でテレビドラマ初主演をし、TVや映画で活躍している俳優です。デビュー当時と比べると、気合の入っている男児的な印象が強いところが他の俳優にはない魅力です。

物語は、こどもの頃からの家庭の事情で、学校給食がなによりのごちそうという感性を持ち、学校給食のためにその愛情を注ぎ込む教師生活を送っているストーリーです。

序盤から甘利田の給食に対する愛情を心の声で語る形でその偏愛とも言える給食愛を説明していきます。

そもそも、本作は、2019年にテレビドラマ放送がされ、その後、『劇場版 おいしい給食 Final Battle』が公開され、ドラマもシーズン2が2021年に制作され、シーズン2の完結編としての映画となります。

となるのですが、実は、TV版を観ていなくても、本作のみでしっかり内容が把握できるような作りとなっています。

甘利田幸男演じる市原隼人は真面目な先生を演じつつも、学校給食に異常な関心を抱いているところにコメディ感があり、この愛情を周囲には知られないように過ごしていることに面白みがあります。

「わたしはわたしの給食道を極めるのみ」

やっていることは、孤独のグルメ的なところはあります。

学校給食という要素を偏執的な視点で描いていくことで、表現力とその食事に対する感覚が本作の楽し無所です。

「僕たちにはもう時間がないんです」

給食マニア的な展開と甘利田の独り言のような心のセリフと、甘利田視点での描かれ方なので、物語の難解さなど皆無です。

もうこれは「孤独の先生、給食グルメ」で良いです。

「なぜなら、わたしは、美味しい給食が大好きだ」

物語の展開上、難解な要素もないのですが、ある程度トラブルも起こり、ほどんどの人が食べたことがある給食を題材にちょっと突飛な感じの展開があります。

「最後にして最高じゃないか」

ちなみに、給食に懸けるようになった理由は、母親の料理がきっかけではありますが、母親を含め、家族が出てきてはいないです。

とにかく、市原隼人の心の声とその風貌のギャップがコント感があり、そのたっぷり演技的なところをむしろ楽しむ作品です。

めっちゃ気軽に観られる作品でもあり、サクッと楽しめます。

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