【日本映画】「線は、僕を描く〔2022〕」★★★☆☆【感想・レビュー】


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作品紹介

【監督】
【出演】/細田佳央太//夙川アトム/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 青山霜介は大学に通いながら、アルバイト先の絵画展設営現場で水墨画を知る。白と黒で描かれる水墨画の世界に魅了され、巨匠・篠田湖山に声を掛けられてその世界に入っていく。

線は、僕を描く

線は、僕を描く

横浜流星, 清原果耶, 細田佳央太, 河合優実, 矢島健一, 夙川アトム, 井上想良, 富田靖子, 江口洋介, 三浦友和
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結構、セリフは説明セリフが多いのですが、それはソレ

小泉徳宏監督は、幼少期を海外で過ごし、高校在学中に映画製作に興味を持ち、自主映画を制作し始めます。2006年「タイヨウのうた」で長編映画デビューをし、様々な映像メディアで活躍しています。

横浜流星は、2014年「烈車戦隊トッキュウジャー」で注目され、様々な作品に出演する男優です。2017年『キセキ-あの日のソビト-』では、「グリーンボーイズ」のメンバーとしてCDデビューもしており、今後の活躍が期待されています。

清原果耶は、小学生の頃からクラシックバレエを習い、2014年に好奇心で受けたオーディションでグランプリを獲得し、モデルデビューをしています。「nicola」の専属モデルとして活躍後、2015年NHK連続テレビ小説『あさが来た』で女優デビューをし、2017年『3月のライオン』で映画にも初出演しています。歌手としても活動をしており、多彩なジャンルで活躍する女優です。

物語は、アルバイト先で偶然に知った水墨画に魅力を感じ、水墨画の巨匠に声をかけられて、その世界に入っていく主人公を描いたストーリーです。

序盤から、水墨画に惹かれる主人公が描かれ、そこでアルバイトをしながらも、その将来をぼんやり考えてるところが描かれます。

水墨画の巨匠 篠田湖山との出会いが物語のきっかけとなり、巻き込まれていくかのように話が進んでいきます。

主人公の意思は徐々に芽生えるような展開とも思え、主人公視点で描かれるので、わかりやすさはあると思います。

「できるかできないじゃない、やるかやらないかだよ」

篠田湖山が霜介に弟子入りを勧めた理由はわかりませんが、水墨画を始めるきっかけとなり、そのうちに、水墨画もなんなのかが徐々にわかってきます。

弟子入りではなく、生徒として水墨画を学び始めますが、墨の擦り方から教わり始めます。

水墨画の世界もわかりやすく描いています。

四君子の説明もあるので、その世界がどういうものなのかわかりやすいです。

気がつけば、霜介の部屋には数多くの水墨画があり、理由は詳しく説明されないのですが、水墨画を中心に物語が描かれていきます。

周辺の人物の背景は徐々にわかってきますので、このあたりは描き方がちょっと特殊です。

大学には水墨画サークルもでき、多くのキャラクターが水墨画を中心に動いている中、江口洋介演じる一番弟子である西濱湖峰だけが妙に水墨画に関わっていない気もします。

結構、セリフは説明セリフが多いのですが、それはソレ、なのかと思います。

「なるんじゃなくて、変わっていくものなのかもよ」

途中で若干物語の方向性を見失うような印象がありますが、きっちりとまとまっています。

もうちょっと続きが見たいような気がしますが、このちょっとぼんやりしたようなところがむしろ良かったのかもしれません。

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